続・人間老いやすく、学成りがたし: #プログラム
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2023/03/31

小学校の教科書にプログラミングが載ったといっても、先生が教えられるんでしょうか?

 3月28日の朝日新聞デジタルに、「小学校からプログラミング的思考を重視 来春からの教科書、記述倍増」という記事が出ています。

 申請された78点のうち51点がプログラミングについて取り上げていて、教科も国語、算数、理科、図画工作、家庭、英語と多岐にわたるとのことです。

 東京書籍の5年の国語に出ているのは、「難しく思えるプログラミングも、「言葉が、実はいろいろな情報をふくんでいる」ことに気付けば、課題解決に活用できるという内容」なんだそうですが、この内容って、気づきがあるのが前提なので、すべての子どもが気づくとは限らない(それを理解できるとは限らない)ということは考えていないようですし、担当者が「子どもたちは学習にもタブレット端末を活用するデジタルネイティブ世代。言語の面からプログラミングについて触れることで、国語の学習が身近なところで活用でき、生活を豊かにしていると感じてほしい」と話している点も、学習にタブレット端末を活用するデジタルネイティブであっても、タブレットはあくまでも道具として使えるというだけで、プログラミングが身近かどうかは別問題だというふうには考えないのでしょうか。

 プログラミング的思考について学ぶ資料を載せた光村図書の6年国語?も、「複雑な問題や課題も、小さく分けて考えると、解決への糸口が見つかります」「うまくいかないときは、その原因を考え、それに合った修正方法を考えることが大切です」などと説明され、担当者は「プログラミングを直接的に説明したわけではないが、考え方の基礎を身につけることで実際のプログラミングにも応用できるようになってほしい」と言っているのも、現在、大学の教員養成でプログラミングに関して教えているのかどうかはわかりませんが、そもそも小学校の先生がそのようなことを教えられるのでしょうか。小学校に限らず、ある程度以上の年齢の方は、そういうのが苦手なのでは?教科書に出ていても、先生がわかるかどうかがそもそも問題で、教科書にあるからといって、子どもがちゃんと学んでわかるようになるとは限らないですよね。

2023/03/20

「Chat GPT」で、パワポやWord、Excelなどの資料が簡単にできるようになれば便利ですね。

 3月17日の朝日新聞デジタルに、「パワポ資料を一瞬で作成 MS、ワードやエクセルにも対話型AI」という記事が出ています。企業向けソフト「オフィス365」に対話型AIを搭載し、「Chat GPT」を開発した米オープンAIの技術を使って、パワポやWord、Excelなどの資料が、すぐにできるようになる新機能を、マイクロソフトが発表したという記事です。

 「Chat GPT」は、学生が宿題などで使うことに関して問題になっていますが、本来の使い方としては、このようなことですよね。今まではパワポなどの資料の作成は、アメリカのビジネスマンなどが、時差を利用してインドへ作成を依頼していたわけですが、この新機能により、すぐに資料が手にできるようになるということなわけですから、これは画期的です。

 もっと進めば、個人レベルでも可能になる可能性があると思うと大変便利になるわけですが、その一方で今までとりあえず作り始めて、作りながら考えていくというやり方がやりにくくなりますね。AIに適切な指示を出さなければならなくなるわけですから、事前に明確な完成イメージができていなければなりません。その意味では、このブログで、AIの活用に文系も理系もないのではないかという3月13日に書いた内容は、少し考え直さなければならないかもしれませんね。

 つまり、もし個人レベルでこのような機能が使えるようになれば、フローチャートで物事を考えるような考え方がある程度できなければ(幅のある、アバウトな表現をAIが認識できるようになれば問題ないですが)、思った通りの資料を作るのが難しいのではないかと思うからです。この新機能が個人レベルで使えるようになるのが早いか、AIがもっと賢くなるのが早いか、その結果次第では、やはり理系的思考ができる方が有利ということになるかもしれませんね。

2022/05/16

国立国会図書館が、OCR処理プログラムと学習用データセットを公開!

  国立国会図書館(NDL)が、OCR処理プログラムであるNDLOCRと、パブリックドメインOCR学習用データセットをNDLラボのGitHubで公開しています。

 NDLOCRは、国立国会図書館が令和3年度に株式会社モルフォAIソリューションズに委託して実施したOCR処理プログラムの研究開発事業の成果である、日本語のOCR処理プログラムで、国立国会図書館がCC BY 4.0ライセンスで公開するものです。機能ごとに7つのリポジトリに分かれていますが、リポジトリの手順に従うことで、Dockerコンテナとして構築・利用することができます。

 パブリックドメインOCR学習用データセットは、国立国会図書館が令和3年度にLINE株式会社に委託して実施したデジタル化資料のOCRテキスト化事業において、OCRモデルの性能改善のために作成した機械学習用データセットのうち、著作権保護期間の満了した資料から作成されたデータセットで、2022年4月末現在、2,713画像分が公開されています。このデータセットを利用して性能改善を行ったOCRを利用して作成したテキストデータは、次世代デジタルライブラリー(https://lab.ndl.go.jp/dl/ )の全文検索機能・本文ダウンロード機能として提供を開始しているほか、令和4年12月にリニューアル予定の国立国会図書館デジタルコレクションの全文検索機能として提供予定だそうです。

 個人的には、NDLOCRの性能が気になりますね。日本語のOCRは英語のOCRに比べれば、まだその性能は劣っているのが現状で、より性能の良い日本語OCRを欲している御仁は多いと思います。かく言う自分もその一人ですので、NDLOCRを試してみたいと思います。