続・人間老いやすく、学成りがたし: #展示会
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2023/08/31

国立科学博物館の関東大震災100年企画展「震災からのあゆみ―未来へつなげる科学技術―」、オンラインコンテンツだけでも十分良いです。

  9月1日から11月26日までの期間、国立科学博物館で、関東大震災100年企画展「震災からのあゆみ―未来へつなげる科学技術―」が開催されます。

 ホームページでの情報によると、第1会場では第1章「1923年 関東地震とその被害 -関東大震災-」、第2章「関東大震災からの復興-災害に強いまちづくり-」、第3章「100年間の地震・防災研究 -災害に負けない国へ-」、第2会場では「震災に備える」、特設会場「災害を展示する -伝え方の歴史-」などの展示が行われます。

 また第1会場では、国立科学博物館が収蔵する震災当時の写真10点の、カラー化前とカラー化後の写真が展示されます。

 さらに、オンラインコンテンツとして、「デジタルツインでたどる関東大震災直後の航空写真(β)」と、「企業資料から読み解く関東大震災 経済を支えていた企業はそのとき」が用意されています(もう一つは準備中)。航空写真も良いですが、「企業資料から読み解く関東大震災 経済を支えていた企業はそのとき」では、火災が広がっていく様子がわかる資料や帝国データバンク史料館『震災手記』が読めたりしますので、展示会場に直接行けなくても、個人的にはこれらだけでもかなり十分な感じがします(「在京罹災埼玉県人救護団バラックを訪れた渋沢栄一」1923年11月17日のカラー化された写真だけでも、かなりおもしろいです)。

2023/06/24

朝日新聞の記事、表現がちょっと正確じゃないので、俗説を信じちゃう人、いそうだなぁ

 6月19日の朝日新聞デジタル静岡版に、「どうして家康、粗食の大御所が最後に暴食 謎の1日ジオラマで再現」という記事が出ています。

 藤枝市郷土博物館6月3日から開催されている「徳川家康と田中城~家康の天下取りを支えた西駿河の人々とゆかりの資料~」で展示されているジオラマを紹介する記事で、何のジオラムかというと、家康が田中城にタカ狩り来た際に、夕食に出たタイの天ぷらをたくさん食べて、激しい腹痛を訴え、それが家康の死因だとされる俗説を表現したものです。

 これを紹介する朝日新聞の文章が、「夕食に出たタイの天ぷらを気に入り、何度もおかわりしたところ、夜半に激しい腹痛を訴えその後死に至った。」となっていて、さらに藤枝市博物館のジオラマも、家康がタイの天ぷらを食べて腹痛を訴えた「その波乱の一日をジオラマで再現した。口をあけて天ぷらを食す場面から一転し、床に伏す家康の姿をリアルに描く。」というもののようなので、まるでタイの天ぷらを食べて腹痛を訴え、その後に亡くなったのが、1日の出来事であるかのような、ミスリードを呼ぶのではないかと思ってしまいます。「家康の死因はタイの天ぷらの食べすぎによる」という俗説を裏付けるものとなってしまいかねませんんね。

 しかし、当時の記録によると、家康が腹痛を訴えたのが、元和2年1月22日丑の刻(午前2時)、そして田中城の御殿で3日間静養し、1月24日に駿府へ戻るも、腹痛は治まらず、4月17日巳の刻(午前10時頃)に駿府城において没しているわけで、死因がタイの天ぷらの食べすぎならば、腹痛を起こしてからかなり時間が経ってから亡くなっているのは不自然で、近年では死因は胃がんだとされています。

 でも、朝日新聞のこの記事を見て、「やっぱり家康はタイの天ぷらで死んだんだ。」と思う人が出そうだなぁ。文章は正確に書かないといけませんね。

2023/04/22

「本の万華鏡」第33回は、「NINJA 虚像と実像」。ガマちゃんが案内してくれます。

 国立国会図書館が、ミニ電子展示「本の万華鏡」の第33回として、「NINJA 虚像と実像」をウェブサイトで公開しています。

 忍者の児雷也(じらいや)を助けるガマちゃんが案内してくれます。壱之巻、弐之巻、参之巻、秘伝之巻とあり、最終巻である秘伝之巻では三大忍術書を紹介していますが、その中の1つ『正忍記』は、国立国会図書館がその伝書の1つを保存・公開してます。また、各所にちりばめられてるカエルをクリックするとキーワードが出てくるのですが、それをつなげると忍者にとって大切なある言葉になっているというオマケ付きです。

 壱之巻 エンタメ世界の忍者-華麗なレッドカーペット
  江戸時代の忍者文学
  有名忍者の登場
  猿飛佐助の登場-立川文庫と大正の忍術ブーム
  大正・昭和の忍術研究
 弐之巻 ホンモノ忍者-過酷なブラック労働
  忍者の起こりと呼称
  忍者のお仕事(戦国編)
  忍者のお仕事(江戸編)
  古地図から見る江戸の伊賀町・甲賀町
 参之巻 エンタメ忍者とホンモノ忍者、ここが違う!
  忍者の装束
  手裏剣
  忍者が結ぶ印
  くノ一
 秘伝之巻 忍術書を読んでみよう
  忍術の百科事典『万川集海』
  実践重視!『忍秘伝』
  忍術であの子と仲良しに?『正忍記』の世界
 おわりに
 謎解答之巻
(ここで、カエルをクリックすると出てくるキーワードの答え合わせ
       ができ、免許皆伝となります。)
 参考文献

2023/01/18

東京国立博物館創立150年記念バーチャル展示「エウレカトーハク!◉89」が開催‼

  1月17日から、東京国立博物館創立150年記念バーチャル展示「エウレカトーハク!◉89」が開催されています。一部は昨年の11月29日から先行して公開されていましたが、17日から完全公開です。

 東京国立博物館所蔵の国宝89点を、「国宝を《知る》」「国宝に<親しむ>」「国宝と《つながる》」の3つのパートで、異なった観点から紹介する展示会です。なお、この展覧会は、メタバースプラットフォーム「cluster」を活用したものなので、ワールド・イベントへ入室するためには、「cluster」をダウンロードして、インストールする必要があります。

 1月17日からは第1部「国宝を《知る》」が始まっていて、89件の国宝を時代に応じて分けられた4つの部屋で、分野や時代など、「彩り」・「うた」・「素材」・「季節」などのキーワード毎に表示して鑑賞し、日本美術や国宝の特長の解説を楽しめ、凸版印刷が東京国立博物館との共同プロジェクトで制作したVR作品の映像の一部を活用し、作品画像と合わせて表示することで、実物を鑑賞するだけでは体験できない作品の楽しみ方を初心者にも分かりやすく伝えています。

 2月7日からは、第2部「国宝に<親しむ>」が始まります。三次元CGで2つの国宝の世界観を表現したもので、「松林図屛風」をテーマとしたバーチャル展示室1、「八橋蒔絵螺鈿硯箱」をテーマとしたバーチャル展示室2が用意されます。

 3月3日からは、第3部「国宝と《つながる》」です。現代アーティストが新しい感覚で東京国立博物館所蔵の国宝作品を再解釈し、表現したアート作品を鑑賞することで、日本美術の魅力を再発見できるもので、アート作品はNFTとして、特設サイトのリンクから購入可能です。

 また、バーチャル展示室でオリジナルのNFT参加証明(NFTAirdrop)が無料でもらえます。NFTAirdropは、3つのパートごとにオリジナルのデザインが施され、それぞれのパートの展示公開に合わせて合計3つ配布されるとのことです。

 ちょっと見てみましたが、メタバースって、なんかすごいですし、おもしろいですよ。

2023/01/14

国文学研究資料館が、電子展示室「書物で見る 日本古典文学史」を公開しています。

 国文学研究資料館展示室で定期的に開催している通常展示「書物で見る 日本古典文学史」が、電子展示室として公開されています。

 上代から明治初期までの文学を、書物(古典籍)によってたどるもので、どの時代も歴史の教科書で名前を見るものが多く出ています。

上代-奈良時代以前の文学:古事記、日本書紀、豊後国風土記、懐風藻、万葉集

中古-平安時代初期の文学:文華秀麗集、句題和歌(大江千里集)、

             東遊歌図・風俗、竹取物語、日本霊異記

中古-平安時代中期・後期の文学:本朝文粋、古今和歌集、和歌九品、蜻蛉日記、

                伊勢物語、菅家文草、京極御息所歌合、

                土佐日記、枕草子、源氏物語

中古-院政期の文学:新撰朗詠集、散木奇歌集、とりかへばや物語、今昔物語集、

          金葉和歌集、俊頼髄脳、今鏡、江談抄

中世-鎌倉・南北朝時代の文学:新古今和歌集、宴曲集、平治物語絵巻、増鏡、

               方丈記、近代秀歌、住吉物語、平家物語、

               十六夜日記、徒然草

中世-室町・安土桃山時代の文学:正徹物語、宗安小歌集、浦島太郎、義経記、

                道成寺縁起、新撰菟玖波集、文正草子、

                十二類絵巻、曾我物語、舟弁慶

近世-江戸前期の文学:草山集、後水尾院御集、勢語臆断、大坂独吟集、

           おくのほそ道、古学先生詩文集、挙白集、紅梅千句、

           笈の小文、去来抄

近世-江戸中期の文学:唐詩選国字解、冷泉為村卿百首和歌、源氏物語玉の小櫛、

           古今狂歌袋、誹風柳多留、作詩志彀、六帖詠草、

           寐惚先生文集、新花つみ、傾城禁短気

近世-江戸後期の文学:如亭山人藁、山陽詩鈔、志濃夫廼舎歌集、昔話稲妻表紙、

           南総里見八犬伝、黄葉夕陽村舎詩、桂園一枝、おらが春、

           椿説弓張月、東海道中膝栗毛

近代-明治時代初期の文学:牛店雑談 安愚楽鍋、斉武名士 経国美談、

             怪談 牡丹燈籠、埋木廼花、明治十家絶句、

             新体詩抄 初編

 初めて見る書籍もありますが、教科書で名前だけ見たことがある書籍の、写真とは言え現物を見ると、なんとなく親しみがわいてきますね。

2023/01/13

今日1月13日、静岡市歴史博物館が全面開館‼

  今日1月13日、静岡市歴史博物館がグランドオープンしました。昨年から、1階のみが無料開放されていましたが、これで全面開館となったわけです。

 グランドオープンに合わせて様々なイベントが行われますが、やはりメインとなるのは、開館記念企画展「徳川家康と駿府」ですね。この企画展の目玉は、チラシの表紙にも出ている、家康が元服にあたり今川義元から贈られた「紅糸威腹巻」と、晩年に着用した「「伊予札黒糸威胴丸具足(歯朶具足)」の復元模型ですね。可能な限り、当時と同じ技法で制作したものなんだそうです。

 この企画展は2月26日まで、一般1,000円、高校生・大学生・市内70歳以上700円、市外小中学生250円(市内在住・通学の小中学生は、こどもカード等提示で無料)となっています。この金額で、基本展示も見ることができるのですが、基本展示だけの料金は一般600円、高校生・大学生・市内70歳以上420円、市外小中学生150円なので、数百円プラスするだけで企画展が見れるのですから、得です。

2022/10/19

国立国会図書館で、電子展示「鉄道が変えたコト・モノ」を公開しています。

 国立国会図書館で、電子展示「本の万華鏡」の第32回「鉄道が変えたコト・モノ」を公開しています 。

 「時間感覚」「産業」「まちづくり」「旅行・観光」の 4 つの観点から、明治初期の鉄道が登場する浮世絵、大正・昭和初期の鉄道路線図、時刻表、鉄道旅行ガイドなどが紹介されています。

 鉄道の話というと、だいたいは明治5年10月14日の新橋~横浜間での開業のところから始まることが多いのですが、この展示では「開業前夜」として日本における鉄道開業までのことが紹介されているのがポイントです。

 その後に、「第1章 時間感覚」で開業初期の鉄道が人々の時間感覚に与えた影響が紹介されたり、「第2章 産業」で石炭鉱業・蚕糸業を中心に鉄道が日本の主要産業に与えた影響を、「第3章 まちづくり」では駅の成立や、沿線開発が日本各地のまちを大きく変える様子が、「第4章 旅行・観光」で鉄道と旅行・観光の関わりが紹介されています。ミニ電子展示とうたっていますが、なかなかのボリュームです😆

2022/10/18

東京大学附属図書館の特別展示会「テエベス百門の断面図――歿後100年記念 森鷗外旧蔵書展」、電子展示サイトで見れます!

  2022年は森鷗外の歿後100年にあたるとのことで、東京大学総合図書館で、当館が所蔵する「鷗外文庫」の展示会、「テエベス百門の断面図――歿後100年記念 森鷗外旧蔵書展」が、10月13日から開催されています(11月28日まで)。

 学外の人間でも無料で見れて、かつ事前予約不要とのことですが、この展示会、電子展示サイトが用意されていて、なんと展示会場にある資料を全て閲覧できるのはもちろん、様々な「鷗外文庫」資料を見ることができます。また、「鷗外文庫」の書籍に挟まっており、近年偶然発見された自筆の未発表原稿も、この電子展示サイトで見ることができますので、大変便利ですよね。

 また、「テエベス百門の断面図 歿後100年記念 森鷗外旧蔵書展ウェブサイト」もあって、展示会の詳細はこちらのサイトで確認できるので、直接行ける場合には、こちらが便利ですが、地方住みの人間にとっては、上記の電子展示サイトは大変ありがたいです。これから、他のいろいろな展示会でも、同様の試みをしてくれるといいなぁ😁

2022/06/11

静岡県立美術館で、18日から「兵馬俑と古代中国−秦漢文明の遺産」開催‼

 今日6月11日の中日新聞デジタル静岡版に、「兵馬俑がやって来た 県立美術館で18日から展示」という記事が出ています。

 京都の京セラ美術館から始まった「兵馬俑と古代中国−秦漢文明の遺産」が、来週土曜日から静岡県立美術館で開催されます(8月28日まで)。

 兵馬俑展は過去にもたびたび開催されていますが、今回の最大の見どころは11体しか確認されていない高位の武官を模した「将軍俑」から1体が展示されることでしょう。他にも日本初公開品があるようですので、非常に楽しみです。

 また、楽しみにしていることがもう一つあります。それはグッズです。「兵馬俑と古代中国−秦漢文明の遺産」のホームページで紹介されているグッズを見ると、かなりいろいろなグッズが用意されています。中でも、個人的にはコラボグッズの「かきもり」の展覧会限定インクが気になりますね。しかしもっと、気になるのは、


 これが県立美術館で販売されるのか、かなり気になりますね。あればもちろん買います。なかなか精巧な感じなので、もったいなくて食べられないだろうけど😅 

2022/06/08

京都大学附属図書館が、京都大学創立125周年記念の貴重資料展示を開催中です!

  京都大学附属図書館が、京都大学創立125周年記念として、「デジタルで見る!絵物語の貴重資料展」と題した展示を開催しています。この展示は、貴重資料デジタルアーカイブで公開されている資料の中から、No.1とおススメできる6つの資料を、オンラインでのデジタル展示(12月22日まで)にしたもので、ナビゲーターのアマビエちゃんというキャラクターが紹介してくれています。

 紹介されている資料は、

 「塩焼き文正(しおやきぶんしょう)」
 「付喪神(つくもがみ」
 「国女歌舞伎絵詞(くにじょかぶきえことば)」
 「烏帽子折草子(えぼしおりぞうし)」
 「たま藻のまへ(たまものまえ)」
 「肥後国海中の怪(アマビエの図)」

の6つで、それぞれ「ストーリーを見る」または「解説を読む」と、「画像をみる デジタルアーカイブ」が用意されています。
 「塩焼き文正」は、「読めばご利益がある資料」とされているそうです。「肥後国海中の怪」はコロナ過ですっかりおなじみとなったアマビエの図です。どの資料もタイトルと原資料所蔵館を明記すれば二次利用が可能になっています。

2022/05/26

琉球大学附属図書館で、沖縄復帰50年企画展「つながる!復帰50年と琉球大学」のオンラインギャラリーを開催中

  5月10日(火)~2022年6月30日(木)まで、琉球大学附属図書館で、沖縄復帰50年企画展「つながる!復帰50年と琉球大学」が開催されており、その特設ページが設けられているのですが、その特設ページに、写真資料や映像資料などのデジタルコンテンツを掲載して、オンライン展示を行っています。

 琉球大学の開学から始まり、1972年の復帰までだけではなく、1973年5月の若夏国体、1975年7月からの海洋博(沖縄国際海洋博覧会)、1975年からの琉球大学の移転、そして2022年5月15日「日本復帰」から50年までの、写真資料や映像資料が出ています。

 沖縄復帰50年企画展「つながる!復帰50年と琉球大学」が開催されている6月30日までに、沖縄には行けることはほぼあり得ないので企画展は見ることができませんが、オンラインギャラリーを見ることができて、満足です😄

2022/02/26

江原素六生誕180周年・没後100周年記念特別展「素六が翔ぶ 江原素六の生涯と功績」開催中!

  沼津市明治史料館で、江原素六生誕180周年・没後100周年記念特別展「素六が翔ぶ 江原素六の生涯と功績」が、2月11日から開催されています(5月29日まで)。

 江原素六は、旧幕臣で沼津移住後、沼津兵学校、集成舎(現在の沼津市立第一小学校)、沼津中学校(旧制の静岡県立沼津中学校)、駿東高等女学校(現在の静岡県立沼津西高等学校)設立者となり、静岡師範学校の校長を務め、東京に出てからは東洋英和学校に関わり、麻布中学校を創設するなど、教育者としてかなりの活躍をしています。

 沼津時代には、士族授産に取り組み、いろいろな事業を行いますが、なかなかうまくいかないものが多かったのですが、愛鷹山の払い下げに関してはうまくいき、江原素六が功労者として沼津に名を残すもととなりました。また政治家としても活躍をしています。

 今回の特別展は江原素六の生涯を知るには格好の機会です。幸い開催期間も長いので、オミクロンの様子を見ながら、見に行く機会を作れると思います。