続・人間老いやすく、学成りがたし: #新技術
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2023/09/12

専門職の人手不足をAIに代替させるのは、難しいでしょうね。

 9月6日の朝日新聞デジタルに、「AI導入の落とし穴 人手不足の学校や児相で「本末転倒なDX」も」という記事が出ています。

 「学校や自治体で、一人一人の子どもの個人データを連携させたり、それをもとにAIに虐待のリスクを判定させたりする取り組みが進」んでいて、「現場からは人手不足や縦割りの解消にと期待する声」があるとのことですが、「データ化を進めたからといって必ずしも楽にはなるとは限らない」という横浜市立大の先生のコメントが出ています。

 「国や事業者は、「人手の少なさをデータ化と自動化でカバーできる」などとして各自治体にシステムの導入をすすめ」ていて、「職員が足りておらず負担を減らしたい自治体は、それに乗りやすい」のが現実ですが、記事にもあるように「ごく単純なプロセスの手間を省くDX(デジタル化)なら一定の効果はあるでしょう」が、「子どもに関わる複雑なプロセスで専門職の人手が足りていないところをAIに代替させようとしても、人手が足りないまま済ませるのは難しい」のが事実だと思います。

 自治体は机上の計算で物事を判断する場合が多いですが、実際に人がかかわる作業は計算通りにはいかないのはもちろん、特に専門職が行うようなことは、まだまだデータ化しきれるものではなく、専門職ならではのコツがあったりしますし、日常的にその分野にかかわっているから気がつくことなども多いわけです。ですから、それをAIに代替させようにもAIが学習できるデータになっていないことも多く、AIのそこまではまだいっていないわけです。やはりある程度人を配置しないとならない部分はあるわけで、それを安易にAIで代替させようとすると、かえって混乱してマイナスになってしまう可能性があるのですが、自治体などはなかなかそこまで考えないというか、危機管理不足というか、まぁどうにならないと気が付かず、ただ何かあっても自分たちが悪くないと思うという、最も人間らしいところがあるんです。仕方ないですけどね。

2023/08/25

「バーチャル名鉄名古屋ステーション」、8月25日から9月3日までの期間限定!ただ、アプリ配信の遅れで公開が遅れていますが…。

  「バーチャル名鉄名古屋ステーション」で、名鉄名古屋駅がメタバース空間上に再現されます。メタバースを使った事業可能性を検証するのが目的だそうですが、鉄道ファンにとっては、そのような崇高な目的はともかく、自宅のパソコンで名鉄名古屋駅が再現されるってだけで、興奮ものです😍

 コンテンツは、「DJブース案内体験」、「"迷駅"ストーリーコレクト」、「名鉄ライブラリ」があります。

 「DJブース案内体験」は、通常は駅係員しか入ることができない運転室(通称:DJブース)に入室し、列車の運行に関するアナウンスをする体験です。あの名鉄名古屋駅の案内アナウンスに挑戦できますよ。

 「"迷駅"ストーリーコレクト」は、行先·種別ごとに乗車位置が異なることから、"迷駅 "と呼ばれることもある名鉄名古屋駅を再現した空間内を探索し、名鉄の駅や電車にまつわる小話(ストーリー)を集める体験です。

 「名鉄ライブラリ」は、バーチャル名鉄名古屋ステーション内にある、名鉄電車や駅に関する写真を展示する空間です。

 これらが無料で体験できます。ただ、現在パソコンへインストールするアプリ配信の遅れで公開が遅れています。公開の情報は、バーチャル名鉄名古屋ステーション(公式アカウント)とホームページで知らされるそうなので、興味のある方はチェックしておいてください。

2023/07/20

千葉市立加曽利貝塚博物館で、スマートグラスを利用した情報表示ガイダンスシステムに関する実証実験が行われます。

  明日7月21日に、日本最大級の貝塚を有する千葉市立加曽利貝塚博物館で、メガネ型の情報端末“スマートグラス”を利用した情報表示ガイダンスシステムに関する実証実験が実施されます。

 この実験は、大日本印刷株式会社(DNP)がスマートグラスの内蔵カメラで撮影する画像情報から利用者の位置情報を算出するVPS(Visual Positioning System)技術や、リアルとバーチャルが相互に影響し合う空間等を構築するMR(Mixed Reality:複合現実)技術を活用して行うものです。この情報表示ガイダンスシステムにより、実際の博物館内で鑑賞する人の位置に合わせて、貝塚の断面や竪穴住居の柱、土器等の情報を重ねて、スマートグラスで立体的に表示する“場所に応じたMR”のサービスが提供されるそうです。

<情報表示ガイダンスシステムの実証実験のポイント>

1.所定の位置で自動的に解説等のコンテンツを表示

 スマートグラスの内蔵カメラで取得した展示物等の画像によって利用者の位置を特定するため、これまで必要だった位置特定用のマーカー等の設置が不要です。スマートグラスをかけて所定の場所で展示物を観ると、該当する解説コンテンツ等が速やかにスマートグラスに表示されます。今回の実証実験では、加曽利貝塚博物館内の貝層断面の展示を観ると、周囲に掘られた調査区の様子がMRで表示され、発掘当時の現場にタイムスリップできます。

2.現実の世界とCG等のコンテンツを違和感なく配置

 バーチャルに表示するCG等の解説コンテンツを、スマートグラスを通したリアルな空間上の最適な位置に、高い精度で配置できます。そのため、解説コンテンツ等が現実世界と一体化しているような自然な表示が可能になり、利用者の直観的な理解や満足度の向上につながります。今回の実証実験では、「加曽利E式土器」展示ケースの前で4点の土器の3次元(3D)CGをMRで表示します。実物の展示では観ることができない土器の裏側などを好きな角度から鑑賞できます。また、「大形建物跡」の展示の前では、MRで床に表示する竪穴住居跡の上に柱を再現することで、建物の大きさなどをわかりやすく伝えます。

 この実証実験をふまえて、今後は博物館・美術館に加え、企業や自治体等のショールームでの製品・サービスや施設・観光スポット等の紹介等にも展開していくとのことです。

2023/07/15

くずし字資料の自動テキスト化や現代語訳、英訳が実現しつつあります。

 人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、「つくし」プロジェクトのウェブページを公開しました。

 くずし字資料の大規模テキスト化に基づき、全文検索技術の開発や大規模言語モデル(Large Language Model:LLM)へ展開し、人工知能(AI)ツールを開発・利用しつつ、くずし字資料の自動テキスト化や現代日本語や英語翻訳などが実現しつつあります。

 『絵本江戸桜』に対して、AIを用いた自動テキスト化/翻訳の実験が行われ、その結果を見ることができます。「AIくずし字認識」はAIで自動生成したものであって、人間による確認や修正は行っていないため、多少おかしな部分がありますが、「現代文翻訳」と「英語翻訳」はいい線いっていると思います。そうは言っても「AIくずし字認識」も、おかしな部分は明確にわかるので、そこだけ注意すれば、使えるのではなないでしょうか。

 AIくずし字認識アプリである「みを」が出た際には、夢かとも思いましたが、まさか自動テキスト化や現代語訳、英訳までできる世の中になるとは…。昔のマンガの話が、少しずつ現実化してきています。

2023/07/07

日本語の生成AIを開発するってことが、とても大事なことです。

 7月4日に、国立研究開発法人情報通信研究機構から「日本語に特化した大規模言語モデル(生成AI)を試作~日本語のWebデータのみで学習した400億パラメータの生成系大規模言語モデルを開発~」との発表がありました。

 「ChatGTP」を始め、「生成AI」に開発は海外が先行していますが、日本語でも答えてくれるとは言え、日本人にしてみれば学習用データが英語に偏ったものよりは、やはり日本語に特化したものの方が圧倒的に良いはずです。明治の日本が欧米に追い付けたのも、外国語を日本語に訳して、日本語でいろいろなことを考えられるようになったからです(何と言っても「philosophy」を「哲学」と訳したくらいですから、当時の知識人の素晴らしさは半端ではありません。その点では最近は外国語をそのまま使っていて、場合によっては意味が十分分からない状況でも、なんとなくそれっぽく使用している例も見られますが、本当はそれではダメです)。そのような意味で言えば、「日本語に特化した大規模言語モデル」をつくるということは、今後諸外国と渡り合っていくためには重要なことだと思います。

 今後は、「学習用のテキストについて、日本語を中心として更に大規模化していきます。また、現在、GPT-3と同規模の1,790億パラメータのモデルの事前学習に取り組んでおり、適切な学習の設定等を探索していく予定です。さらに、より大規模な事前学習用データ、大規模な言語モデルの構築に際し、既に述べたポジティブ、ネガティブの両方の要素に関して改善を図るとともに、WISDOM X、MICSUS等既存のアプリケーションやシステムの高度化等に取り組む予定です。加えて、NICTでは、まだ誰も考えておらず、Web等にも書かれていない、具体的で「尖った」将来シナリオや仮説をテキストとして生成し、対話システムによるブレインストーミング等で活用するための研究を実施してきましたが、このような研究においても今回開発した日本語大規模言語モデル等を活用していく予定です」と、大変頼もしい内容までも計画されているようです。

2023/07/04

「暫定的なガイドライン」って、これでは現場はどうすれば良いのか分からない…。

  今日7月4日、文科省から「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」が公表されました。

 「暫定的なガイドライン」って、タイトルからしてなんだかなぁって感じですね。まぁ、夏休み前に出そうということで、あまり十分に時間がとれなかったというのはわかりますが、学校現場としては、どうすれば良いのか、よくわからない内容です。結局は各学校での判断ということなのでしょうね。

 「「生成AIを近い将来使いこなすための力を意識的に育てる姿勢は重要」とし、生成AIにすべてを委ねるのではなく、自分の判断や考えが重要であることを子どもたちに理解させることが必要だ」と強調していますが、だいだいは楽なほうに流れますよね。

 7月4日づけの朝日新聞デジタルに、「授業に生成AI、手探りの学校現場 「使ったことない」戸惑う教員も」という記事が出ていて、「チャットGPTの仕組みや適切な使い方などを教えたうえで実践に移り、出た回答をそのまま成果物としないことや、回答に誤りがないか確認して自分の言葉でまとめる重要性についても指導」している授業をやられている先生が紹介されていますが、教員がそう言っても、現実はどうでしょうか。教員が言うとおりにやる生徒もいるでしょうけど、もちろんそうじゃない生徒もいてます。このような指導内容ですと、いわゆるできる生徒は教員の指導に従うでしょうが、やや学力の低い生徒は(こういう子たちこそ、本当はちゃんとやってもらいたいにもかかわらず)、出た回答をそのまま成果物とし、回答に誤りがないか確認しない可能性が高いでしょうね。

 今度、ガイドラインはブラッシュアップされていく予定ですが、「生成AI」の使い方で、学力に差が出てくるようになる気がします。つまり、「出た回答をそのまま成果物とせず、回答に誤りがないか確認して自分の言葉でまとめる」ことができる生徒は学力が高い生徒で、それができない、またはやらない生徒は学力が低いというふうになるんじゃないかなぁ。

2023/06/19

医薬品でも脂肪肝を治療できるようになるかもしれないんです!

 6月15日の朝日新聞デジタルに、「脂肪肝、薬で防げるかも? NASH発症に重要な遺伝子を発見」という記事が出ています。

 「肥満などに伴う非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の発症に重要な役割を果たしている遺伝子を、京都大、大阪大などの研究チームがマウス実験で突き止めた。この遺伝子が働くのを抑える化学物質をマウスに与えると、肝硬変への引き金となる線維化や炎症を抑制できた」ということなのですが、実験の結果、「マイクロRNA(miR)―33b」という遺伝子が、肝細胞の中にあるコレステロールを外に出すのを邪魔することがわかり、「この遺伝子が働くのを抑える化学物質(人工核酸)をつくるのにすでに成功している」というのですから、これは朗報です。

 マウスでの実験とはいえ、脂肪肝の原因を突き止めただけではなく、その治療薬までできているのですから、人への臨床応用をめざすして、一日でも早く、運動や食事療法だけでなく、医薬品で脂肪肝を治療できるようになることが期待されます。

2023/06/05

山形大学の成果を見ると、AIはやはり使い方ですね。ルールは必要です。

 6月2日の朝日新聞デジタルに、「ナスカの地上絵、AI使って画像データで特定 山形大の進化する調査」という記事が出ています。

 山形大学が学術調査を続けている南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」の研究に、ディープラーニングが使われていて、2004年以降の調査で358点の地上絵を発見したうち、4点をディープラーニングの技術で見つけたということです。

 画像データを学習したAIが、航空写真の中から地上絵の可能性があると示した場所に、実際に行って確かめるという方法で、航空写真から肉眼で探し、現地を歩いて確認していた従来の方法に比べ、労力と時間が大幅に軽減したようです。

 ある意味AIは、本格的に日常のおいて使用するのがまだ始まったばかりですから、ChatGPTをめぐる議論もありますが、使い方次第でどうにでもなるということです。非常に大きな成果をもたらしてくれることが期待できるのですから、あくまでも道具として、その使い方のルールをきちんと決めて使用すれば良いわけです。

 現在、教育界を中心にルールづくりが急がれていますが、詳細な問題は使っていかなければ分からないので、大まかなルールを決めて使用を推進いくのが良いでしょうね。

2023/05/29

三島市のクラウド化も悪くないですが、そもそも学校での事務作業のうち、本当に教員がやらなければならないものは何かをはっきりさせるべきですね。

 5月27日の朝日新聞デジタル静岡版に、「教員の事務作業軽減 三島市の小中学校で書類クラウド化」という記事が出ています。

 そもそも、新入生が提出した書類を、「保護者にオンラインで提出してもらうことで教員の事務作業の効率化を進めている」ということが記事になるくらいなのですから、学校事務の効率化がどれだけ遅れているかわかるわけですが、「家族構成や連絡先などを記入する家庭環境調査票、心身の健康状態を記入する保健調査票、各種問診票」などもうち、家庭環境の状況や心身の健康状態などは、特に担任は知っていた方が良いので、これらをパソコンに手入力していたことで把握できるというメリットもあったと思いますが、例えば各種問診票など他の書類の取り扱いなどの事務作業のうち、本当に教員がやらなければならないことはどれなのかを明確に分別する必要があるでしょう。そのようなことが手間や時間がかかってもやるべきですが、そうじゃないものが混ざっているのが問題なんだと思います。

 また、事務作業とは言え、基本的にはパソコンでの入力を中心とした作業なので、わからないと思っている人にとっては、そもそもどのフォルダーに入れるのかとか、入力していく際にも、枠の中に入りきらないような長いものはどうするとか、改行したいけどどうするとか、できる人には何でもない作業でも、ものすごく時間がかかるわけで、近くにわかる人がいれば、聞けばすぐに終われることも、たまたま他の人がいなかったり、わかる人がいなかったりすると、想像以上の時間がかかるわけです。

 ですから、初めからこれだけは本当に教員がやるべき事務作業だけに絞っておけば良いと思います。現在の三島市の取り組みも悪くはないですが、実際には本当に教員がやらなければならない事務作業だけになっているとは限らないと思いますので、いくら作業が軽減したとは言え、もしかするともっとできるかもしれないですね。

2023/05/12

これは、もうほとんどドラえもんの世界ですね。

  5月10日の朝日新聞デジタルで、「鼻先でラベンダーやドリアンも ウェアラブル嗅覚VR装置できました」という記事が出ています。

 VR(仮想現実)で、ついににおいをかぐことができるようになりました!

 におい付きのワックスがセットされた「におい発生器」が、無線通信で装置に信号を送ると、発生器のワックスが加熱され、1.44秒ほどで特定のにおいを局所的に放出することで、ラベンダーやケーキ、ドリアンなど、複数のにおいを感じることができて、ワイヤレスであり、小型なので身につけることができるということで、今までテレビが放送で唯一届けることができなかったにおいを届けることできるようになるなんて、ほとんどドラえもんの秘密道具みたいですよね。

 記事では、VRへの没入感を高めるだけでなく、医療や教育にも応用できる可能性があるとされていますが、いろいろ実現できそうですよね。うまくやれば、ダイエット向けにも利用できそうな気がします。

2023/04/29

ユネスコが、高等教育におけるChatGPT利用のガイドを公開しています。

 ユネスコが、高等教育におけるChatGPT利用のガイド“ChatGPT and artificial intelligence in higher education: quick start guide”を公開しました。

 このガイドは、「ChatGPT の仕組みの概要を説明し、高等教育での使用方法を説明する、専門用語を使用しないダウンロード可能な短いガイドで、高等教育における AI の主な課題と倫理的影響のいくつかを提起し、高等教育機関が実行できる実用的な手順を提供」するとされています。

 個人的な感想としては、英語のガイドということもあり、やや難しく感じましたが、実際にChatGPTを触りながら読んだ方が理解しやすいかと思います。ただ、ChatGPTを体験したいというだけならば、このガイドを読まなくても、実際ChatGPTにいろいろ聞いてみれば、それなりにちゃんと返してくれますので、それで十分かもしれません。

 また、上記リンクには、”ChatGPT, artificial intelligence and #HigherED What do higher education institutions need to know?(ChatGPT、人工知能、#HigherED 高等教育機関が知っておくべきことは?)”と題する高等教育におけるその可能性と課題について議論するウェビナー、高等教育における ChatGPT および AI に関する 無料の セルフペース非同期セミナーへのリンクもあります。

2023/04/24

『生成AI(Generative AI)の倫理的・法的・社会的課題(ELSI)論点の概観:2023年3月版』を一読しておくと良いですね。

 4月22日の朝日新聞デジタルに、「ChatGPTの急拡大「新技術の練習問題に」 阪大が課題を整理」という記事が出ています。

 大阪大社会技術共創研究センターが、対話型AI「ChatGPT」などの生成AIとのつきあい方を考えるための基礎資料として、倫理的・法的・社会的課題(ELSI)の論点を『生成AI(Generative AI)の倫理的・法的・社会的課題(ELSI)論点の概観 : 2023年3月版』にまとめたことを紹介する記事です。

 「大阪大はこの報告を参考に、生成AIの利用についてのガイドラインを定めた。」ということなので、まずはこれを読んで、課題の論点を概観しておくと良いと思います。

 新聞記事のなかで、「チャットGPTに限らず、次々と新技術は登場する。そういう際に極端に走らず、冷静に受け止めるにはどうしたらいいか。今回は練習問題と考えられる」と述べられていますが、確かに次々と新技術が出てきて、いろいろと混乱し、パニックになることもあります。できるだけ冷静に行動できるように訓練が必要です。

2023/04/20

ChatGPTなどの対話型AIを、なんで欧州はそんなに規制したがるのか?

  今日4月20日、各紙でChatGPTが話題になっています。

 朝日新聞デジタルでは、「ChatGPTなどAI規制、欧州の「経団連」トップが懸念」、「G7広島サミットでChatGPT議論へ 官房長官「規制あいまい」」、「ChatGPT、「使ってみなければ分からない」 松本総務相が答弁」、「ChatGPT排除は「非現実的」 頭ひねる大学、学生がAI添削も」などの記事が並んでいます。

 昨日の朝日新聞は社説でも、「チャットGPT 利用ルールの議論急げ」としていたり、その前日にも「ChatGPT「傍観しないで」 東大副学長が使って感じた創造性」などの記事が出ています。

 今日20日の「ChatGPTなどAI規制、欧州の「経団連」トップが懸念」の記事に限らず、以前から欧州ではChatGPTなどの対話型AIを規制する方向で動いている一方、日本の政治においては松本総務相の発言のような前向きな発言が多く、大学でも東大や名古屋大学、九州大学なども前向きととらえられるような発言があり、特にきちんとルールを作って利用するという方向が多いように思います。

 この違いは何なんでしょう?確かに、今後どうなるのか見当もつかないですが、欧州のように禁止するのは、もう少し様子を見てからでも良いのではないかと思います。その意味では、国際的な利用ルールを作って、そのルールに沿ってしばらくは利用してみるというのが、妥当のような気がしますが、5月のG7でも議題になるようですから、どういう方向になるのか、しばらく様子見ということでしょうか。

2023/04/18

浜松城や犀ヶ崖古戦場、二俣城跡、鳥羽山城跡などで、歴史体験型 XR ストーリー「三方ヶ原の戦い」を体験できます。

 4月15日の中日新聞デジタル静岡版に、「三方ケ原合戦を仮想・拡張現実で再現 スマホアプリで追体験」という記事が出ています。

 三方ヶ原の戦い450年事業として、「専用アプリをダウンロードして、浜松城や犀ヶ崖古戦場、二俣城跡、鳥羽山城跡などの対象スポットを訪れ、指定された場所でスマートフォンをかざすと、戦国時代などの史跡を VR や AR で見ることができ」るというコンテンツ、歴史体験型 XR ストーリー「三方ヶ原の戦い」が、3月31日に公開されていました(中日の記事を見るまで知らなかったので、ちょっと情報が遅くなりました😅)。ちなみにXRとは、「現実世界と仮想の映像を組み合わせた技術で、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)が含まれる」とのことです。

 浜松城、犀ヶ崖古戦場、二俣城跡、鳥羽山城跡は、VRスポットとなっていて、

浜松城では「当時の浜松城全景から御殿内での軍議の様子、天守門などをVRで展開」、

犀ヶ崖古戦場では、「犀ヶ崖で野営する武田軍に対し、大久保忠世らわずか100名ほどの鉄砲隊が、決死の攻撃を仕掛けた」その様子を動画で再現、

二俣城跡と鳥羽山城跡では、「徳川軍と武田軍の合戦シーンや合戦時の城がVRで見られ」るようになっているとのことです。

 また、浜松出世パーク内の浜松城二の丸御殿・枯山水庭園では、「発掘調査の成果を元に、江戸時代の浜松城二の丸御殿・枯山水庭園をARで」見ることができるとのことです。

 ホームページを見る限りでは、なかなかの迫力の映像を見ることができるようですので、浜松市へ行く際には、体験してみると良いもしれません。

2023/04/09

何事も行き過ぎると、それを規制する必要が出てくるものです。「ChatGPT」は、その典型例ですね。

  4月6日の朝日新聞デジタルに、「学校でのChatGPT 活用と注意点の指針、文科省策定へ」という記事が出ています。

 イタリアのデータ保護当局が「ChatGPT」の使用を一時禁止し、欧州の他の国でも追随する可能性が出てくるなかで、国内でも3月8日付け朝日新聞デジタルで、岐阜県議会の一般質問でも取り上げられた記事が出ていましたが、文部科学省も、「学校現場での活用方法や注意点をまとめた指針を作る方針を固めた」ということです。

 「一律に禁止したり活用を求めたりはせず、チャットGPTの回答を批判的に捉えたり、子どもが自身の考えを深めたりする道具としての使い方のほか、使用にあたっての留意点を示す」とのことです。何でも使い方次第ではあるのですが、一見便利でも、一歩間違えれば完全にコントロールできなくなる可能性があるようなものに対しては、何らかの指針を示さないと制御不能に陥る場面が必ず出てきます。

 「ChatGPT」みたいなものは、SFかアニメの世界の話だと思っていましたが、それがいざ現実になると、それがどのような影響をもたらすのか、想像が追い付かないですよね。良いのか悪いのか分からないというのが現実ですが、何事も行き過ぎるのは危険ですから、それを規制する必要はあると思いますので、文科省がどのような指針を出すのか、注目したいと思います。

2023/03/20

「Chat GPT」で、パワポやWord、Excelなどの資料が簡単にできるようになれば便利ですね。

 3月17日の朝日新聞デジタルに、「パワポ資料を一瞬で作成 MS、ワードやエクセルにも対話型AI」という記事が出ています。企業向けソフト「オフィス365」に対話型AIを搭載し、「Chat GPT」を開発した米オープンAIの技術を使って、パワポやWord、Excelなどの資料が、すぐにできるようになる新機能を、マイクロソフトが発表したという記事です。

 「Chat GPT」は、学生が宿題などで使うことに関して問題になっていますが、本来の使い方としては、このようなことですよね。今まではパワポなどの資料の作成は、アメリカのビジネスマンなどが、時差を利用してインドへ作成を依頼していたわけですが、この新機能により、すぐに資料が手にできるようになるということなわけですから、これは画期的です。

 もっと進めば、個人レベルでも可能になる可能性があると思うと大変便利になるわけですが、その一方で今までとりあえず作り始めて、作りながら考えていくというやり方がやりにくくなりますね。AIに適切な指示を出さなければならなくなるわけですから、事前に明確な完成イメージができていなければなりません。その意味では、このブログで、AIの活用に文系も理系もないのではないかという3月13日に書いた内容は、少し考え直さなければならないかもしれませんね。

 つまり、もし個人レベルでこのような機能が使えるようになれば、フローチャートで物事を考えるような考え方がある程度できなければ(幅のある、アバウトな表現をAIが認識できるようになれば問題ないですが)、思った通りの資料を作るのが難しいのではないかと思うからです。この新機能が個人レベルで使えるようになるのが早いか、AIがもっと賢くなるのが早いか、その結果次第では、やはり理系的思考ができる方が有利ということになるかもしれませんね。

2023/03/13

AIの活用に、文系も理系もないと思うのですが。

  3月7日の朝日新聞デジタルに、「文系もデジタル人材に?  「やらされてる」感に専門家が抱く危機感」という記事が出ています。

 「どう『使う』かが課題」、「みずから技術的革新を作り出すだけでなく、そうした技術をうまく使ってビジネスを大きくすることも、イノベーションの一種」なのだったら、文系も理系もないと思うのですが…。

 そもそも、現在職場で求められているデジタル対応の仕事って、事務系ならば、今まで「紙に書いていた」ことを、「パソコンに入力する」に変わっただけじゃないですか?

 でも、現実自分の職場でも、何も問題もなくこなせる人と、かなり悪戦苦闘する人がいて、いわゆる理系の人は比較的問題なくこなしているように見えますね。自分も特に問題なくこなせる人の一人で、周りの人に教えてあげることが多いのですが、いちおう世間的には文系の人なんですけど…。

 パソコンまたは利用しているソフト(アプリ)の使い方さえ分かれば、特別難しいことではないと思うのですが(まぁ、パソコンにデータを入力するのが、「AIの活用」ではないですけど)。「AI」という道具の使い方を覚えて、それを使えるようにすれば良いだけなのですから、単純に慣れの問題のような…。

2023/02/26

「にしてつバース」、Android OS と公式サイトでの サービス提供を、ぜひ早くお願いします!

 2月25日に、インターネット上の仮想空間「メタバース」に、日本初となる鉄道・バスの博物館「にしてつバース」がオープンしました。

 「にしてつバース」は、西日本鉄道などが開発し、無料開放されていてます。専用のサイトやアプリからアクセスでき、「鉄道ミュージアム」と「バスミュージアム」の2つがあり、自身の分身である「アバター」を操作して見て回ることができるようになっています。列車とバスでそれぞれ1種類ずつ、体験乗車もできて、運転席に入り、ドアの開閉などの操作が可能です。最大で128人が同時に接続できるとのことですが、アバター同士でのやりとりはできないようです。ただし、現時点ではサービスの対象となる OS は iOS(iPhone・iPad 等)のみで、Android OS と公式サイトでのサービス提供時期については、決まり次第、公式サイトで発表されるとのことです。

 また、同時に「にしてつNFTギャラリー」もオープンしました。メタバースミュージアム展示車両のNFTカード12種類(「電車カード」だけでなく、西鉄バスも「バスカード」として初登場)あり、販売期間は3月31日までです。1枚10,000円とかなり高いですが、商品を購入すると、販売価格として指定された日本円と同額のLINE MoneyまたはLINE CashがLINE Pay残高から差し引かれ、LINE NFTサービスおよびLINE BITMAX Wallet サービスを通じて視聴・鑑賞をすることが可能となります。

2023/01/18

東京国立博物館創立150年記念バーチャル展示「エウレカトーハク!◉89」が開催‼

  1月17日から、東京国立博物館創立150年記念バーチャル展示「エウレカトーハク!◉89」が開催されています。一部は昨年の11月29日から先行して公開されていましたが、17日から完全公開です。

 東京国立博物館所蔵の国宝89点を、「国宝を《知る》」「国宝に<親しむ>」「国宝と《つながる》」の3つのパートで、異なった観点から紹介する展示会です。なお、この展覧会は、メタバースプラットフォーム「cluster」を活用したものなので、ワールド・イベントへ入室するためには、「cluster」をダウンロードして、インストールする必要があります。

 1月17日からは第1部「国宝を《知る》」が始まっていて、89件の国宝を時代に応じて分けられた4つの部屋で、分野や時代など、「彩り」・「うた」・「素材」・「季節」などのキーワード毎に表示して鑑賞し、日本美術や国宝の特長の解説を楽しめ、凸版印刷が東京国立博物館との共同プロジェクトで制作したVR作品の映像の一部を活用し、作品画像と合わせて表示することで、実物を鑑賞するだけでは体験できない作品の楽しみ方を初心者にも分かりやすく伝えています。

 2月7日からは、第2部「国宝に<親しむ>」が始まります。三次元CGで2つの国宝の世界観を表現したもので、「松林図屛風」をテーマとしたバーチャル展示室1、「八橋蒔絵螺鈿硯箱」をテーマとしたバーチャル展示室2が用意されます。

 3月3日からは、第3部「国宝と《つながる》」です。現代アーティストが新しい感覚で東京国立博物館所蔵の国宝作品を再解釈し、表現したアート作品を鑑賞することで、日本美術の魅力を再発見できるもので、アート作品はNFTとして、特設サイトのリンクから購入可能です。

 また、バーチャル展示室でオリジナルのNFT参加証明(NFTAirdrop)が無料でもらえます。NFTAirdropは、3つのパートごとにオリジナルのデザインが施され、それぞれのパートの展示公開に合わせて合計3つ配布されるとのことです。

 ちょっと見てみましたが、メタバースって、なんかすごいですし、おもしろいですよ。

2022/12/30

東大史料編纂所の デジタルギャラリーで、『日本中世気象災害史年表稿』が公開されています。

  東京大学史料編纂所の デジタルギャラリーで、藤木久志 編『日本中世気象災害史年表稿』(高志書院) がCC BY 4.0で公開されています。

 この年表は、「10世紀初めから17世紀を少し越える時期にわたる、700年余りの日本中世社会の生活と環境に大きな影響もたらした、風損(大風)、水損(霖雨,洪水)、旱損(旱魃)、虫損(蝗害)、凶作、飢饉、疫病に関する、中世の史料情報14,000件余りを、ほぼ原文のまま年月日順に抄録したもの」です。気象災害に大きな関心が向けられるようになった今日において、大変重要かつ必読の資料です。

 また、史料編纂所では「編年史料(古代)編纂支援資源化データベース(MIDOH)」の利用が開始され、主として平安時代史料の編年史料集(大日本史料第1・2・3編、史料綜覧巻1・2・3、九世紀編年史料、自治体史編年史料など)の、史料本文データの登録が進められています。年月日及び綱文・書目・本文で検索ができ、版面画像またはそれに準ずるプリント形式画像の表示も行います。『静岡県史』資料編4のデータも登録されています。