続・人間老いやすく、学成りがたし: パンフレット「心と考える力を育むために―学校図書館の出番です―」が公開されました。

2022/04/11

パンフレット「心と考える力を育むために―学校図書館の出番です―」が公開されました。

  公益財団法人文字・活字文化推進機構から、パンフレット「心と考える力を育むために―学校図書館の出番です―」が公開されました。

 第6次「学校図書館図書整備等5か年計画」(2022年度から2026年度)の策定に伴い作成されたパンフレットで、「子どもたちの主体的な学びを支えるためには、学校図書館の充実が欠かせません。このパンフレットでは、「なぜ、学校図書館が重要なのか」「予算化のためには何をすればよいか」等をご紹介しています。」ということなのですが、このパンフレットにもあるように、いろいろな点で地域格差が発生していて、学校図書館の現状も、まさにそうなのだと思います。そのようなこと自体があまり気にされていないのが現状ですので、啓蒙のためにはこのようなパンフレットが、自治体や学校関係者だけではなく、広く国民全体に行きわたり、未来に向けた意識を作り出していけるようになることが理想ですね。

 このパンフレットに書かれていることで若干気になったのは新聞の話です。

 「新聞閲読で学ぶ力が身につきます。」、「複数の新聞を読むことが大切です。」とあるのですが、確かに学校で新聞が取り入れられて、教育に利用されるようになっていることは間違いないのですが、ある程度NIEについてきちんと学んだ先生が指導しているかといえば、案外そうでもなかったりすると思います。多いのは国語の先生が文章指導の延長で新聞を使った学習の指導するという状況のではないかと思うのですが、それも悪くはないですが、「情報活用能力や情報リテラシーが育まれ、さらに主権者教育の充実や読解力向上」を期待するのでしたら、やはりNIEについての知識を持った先生が指導しないと、そこまでたどり着けないのではないかと思います。NIEは、ただ新聞を読んで、内容を要約するとか、感想をまとめるだけではなく、そこに「調べ学習」が入り、考察が入ることで、より「深い学び」を実現するものです。その意味で、現状は時間的にも多くがそこまでできていないような気がします。現状の学校教育でそのような状況にまでいくことができるのは、ほんのわずかな学校や児童生徒だけではないかと思っています。でも現実にそのような「深い学び」を実践していくことが求められているわけで、理想を高く持つことは悪いことではありませんが、 そこのギャップを何とか埋める算段をしないと、学校図書館が「学習センター」  「情報センター」「読書センター」になっても利用できないですし、それ以前に学校図書館がそこまでなることを必要としないのが現状なのではないでしょうか。

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