続・人間老いやすく、学成りがたし: タウリンに、動物の健康寿命を延ばす効果があると報告されました。

2023/06/12

タウリンに、動物の健康寿命を延ばす効果があると報告されました。

 2023年6月9日発行のアメリカの科学雑誌『Science』に、「タウリン欠乏は老化の原因となる(”Taurine deficiency as a driver of aging”)」と題した論文が載っています(6月9日の朝日新聞デジタルにも記事が載っています)。

 タウリンの量は加齢とともに減少します。「15歳のサルは5歳に比べて85%減少し、60歳のヒトは5歳の3分の1程度に減少するなど、加齢によって大幅に減少する」ということです。「ヒトの40歳代にあたる14カ月のマウスに死ぬまで毎日タウリンを与えると、寿命の中央値がメスで12%、オスで10%延びた」ということから、タウリン欠乏が老化の要因であることが特定されたわけです。

 ただし、タウリン欠乏症が人間の老化の原因であるかどうかをテストするには、結果として健康寿命と寿命を測定する、長期にわたる適切に管理されたタウリン補給試験が必要であるということですので、タウリンが人間の老化にきくとは断定できませんが、可能性はあるわけで、少なくとも疲労回復効果は期待できますよね。

 タウリンを多く含む食材として、牡蠣、アサリ、シジミ、ホタテ、ハマグリ、タコ、カニ、イカや、鯵や鯖などの近海魚、ブリやカツオの血合いなどで、水溶性なので、汁ごととれる鍋物やスープ等に利用すると有効に摂取することができますから、積極的に食べるようにしたいなぁと思っています。

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