6月23日に開催された文化審議会文化財分科会で、熊本県の通潤橋が国宝に、真宗本廟東本願寺内事の、洋館、日本館、鶴の間の3棟を含む8件の建造物が重要文化財に新規指定、3件が追加指定するように、答申されました(詳細はこちら)。
嘉永7年(1854)建設された通潤橋は、近世最大級の石造アーチを渓谷に架け渡し、精緻で独創的なつくりの高石垣と、実証実験を重ねて耐久性を高めた石造のサイホンを一体化した、技術的完成度の極めて高い近世石橋の傑作とされていて、農業用水として利用するために橋の中央から放水されることで有名です。指定されれば、土木施設としても初の国宝になるとのことです。
真宗本廟東本願寺内事は、大正12年建築の東本願寺宗主と、その子弟のための大規模な二世帯住宅です。その他の重要文化財の新規指定は、茨城県つくば市北条に位置する建材研究者で実業家・矢中龍次郎の住宅、群馬県桐生市の天満宮、石川県白山市の手取川七ヶ用水取水施設、長野県北佐久郡軽井沢町の旧アントニン・レーモンド軽井沢別邸、福岡県糸島市の櫻井神社、同市の髙祖神社本殿、宮崎県延岡市の日髙家住宅です。
重要文化財の追加指定は、茨城県常総市の旧坂野家住宅の書院、文庫蔵、山梨県甲府市の富岡家住宅の土地、真宗本廟東本願寺の宝蔵、大玄関及び大寝殿、白書院、 黒書院、宮御殿、桜下亭、能舞台、 議事堂、表小書院、菊門、玄関門、 寺務所門、内事門、十三窓土蔵となっています。
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