続・人間老いやすく、学成りがたし

2021/12/30

湾岸危機関係の外交文書が公開になりました。

  30年経った記録が毎年公開される外務省の外交文書公開が、今年も行われました。今回の公開対象は、1990年、1991年の18ファイルの文書で、米ソが対立した冷戦が終わって間もない国際社会の激動期のものです。中でも目玉は湾岸危機関係の文書でしょう。

 冷戦が終わり、各国が新たな方向を模索している時期で、現在の国際問題にもつながるような内容が既にでてきているのは大変興味深いです。湾岸危機は、イラクがクウェートに侵攻して、外交的な解決策が模索されていた時期で、この後結局湾岸戦争になっていくわけですが、その前の段階で、アメリカから日本がいろいろと注文を付けられている状況が分かります。当時もかなり報道がされていましたが、直接の文書ですから、より詳細な内容が読み取れます。公開された史料本文はPDFで見ることができますが、原本も外交史料館で閲覧することができます。

2021/12/29

伊豆箱根鉄道駿豆線に、「鎌倉殿の 13 人」のラッピング電車が走ります。

  来年1月9日から、伊豆箱根鉄道駿豆線に、「鎌倉殿の 13 人」のラッピング電車が運行されます。三島-修善寺間を、1日に 2~11 往復するとのことです。黒をベースにした、なかなかカッコいいラッピングですね。



 出発式は、2022 年1月9日(日)9:30~10:00、場所は伊豆箱根鉄道駿豆線三島駅ホームで行われます。この時に出発する電車は、「駿豆線歴史周遊個人モニターツアー」専用になっています。「駿豆線歴史周遊個人モニターツアー」は、1月9日(日)・1 月 15 日(土)・1 月 29 日(土)の全 3 回で、今日12月29日から申し込みが始まっています。

 また、1月9日からは「“いずっぱこ” で行こう!北条氏歴史紀行 デジタル de スタンプラリー」も行われます。さらに、期間限定で、「北条氏歴史紀行 デジタル de スタンプラリー」の開催を記念したヘッドマークの車両(「北条義時号」「北条政子号」「源頼朝号」の3 種)が運行されます。

2021/12/28

「鎌倉殿の13人」和田義盛ゆかりの裾野市下和田地区で地域おこし

  来年1月から始まるのNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。主人公は鎌倉幕府初期を支えた北条義時、北条時政、比企能員、安達盛長、和田義盛、梶原景時、三浦義澄、大江広元、三善康信、中原親能、二階堂行政、足立遠元、八田知家の13人で、静岡県にゆかりの人物がかなり多いですが、そのうちの1人和田義盛が1213年に執権北条義時に反旗を翻した「和田合戦」に敗れて滅亡した後、一族の生き残りが逃れ暮らしたという伝説のある裾野市下和田地区が、地域おこしに取り組んでいるという記事が、12月27日の東京新聞TOKYOWebに出ていました(中日には28日)。

 侍所別当になり、鎌倉幕府の重要なポジションを占めていた和田義盛について、「和田合戦」までは教科書にも出てきますが、その後のことは特に語られることも無いので、正直いって自分も知りませんでした。下和田地区は当時、鎌倉から箱根の峠を経た街道筋にある地区とのことなので、歴史的に正しいのかの可能性はゼロではないと思います。学問的な裏付けができればなお良いですが、最近は文化財等を経済と結びつけて活用する動きが盛んになっているので、地域活性化に利用するのは良いことだと思います。

 今回の大河ドラマは静岡県東部に関わりのある地域が多いので、うまく利用してそれぞれの地域を盛り上げることができれば良いですね。同時にこれを機に、各地域の歴史の掘り起こしが行われるとなお良いと思います。そのような話題があれば、積極的にこのブログで紹介していくつもりです(アンテナを高くしておかないと💪)。

2021/12/27

沖縄県公文書館で、「米国収集空中写真資料」836点が公開されました。

 沖縄県公文書館が、米国国立公文書館から収集した米国収集空中写真資料836点を、リニューアルした「空から見た沖縄」で公開しました。戦中から戦後にかけて米国政府が記録した空中写真です。
 「空から見た沖縄」のページで、キーワードを入れたり、北部、中部、南部、離島などの地区を選ぶと写真と、撮影日や地名・字名、目標物などのメタデータの他、地図で位置を確認できます。写真を利用する場合は、出版物等掲載許可申請は不要とのことです。

 また、今までの「空から見た沖縄」は、「沖縄戦戦術地図」として、当時の写真・地図を現在の地図(Google Maps)上で重ねて見比べることができるようになっています。

 航空写真は若干不鮮明なものもありますが、それでも非常に貴重な資料ですし、情報量がものすごいので、いろいろな発見があると思います。学校教材として、かなり活用できますね。修学旅行で沖縄に行く学校も多いですから、事前学習にも活用できます。

2021/12/26

岳南電車、土日祝日全線運賃無料‼

  昨日12月25日から来年の2月13日までの年末年始を除いて、岳南電車が土日祝日全線運賃無料となっています。

 7000形の25周年イベント開催にあわせた企画ですので、この期間中には「がくてつ感謝祭」や「謎解きクイズラリー」などのイベントが行われます。

 また、新春お正月企画として、明日12月27日からはお正月ヘッドマークを付けた車両の運行、1月1日からは干支柄1日フリー乗車券干支柄ヘッドマーク缶バッジ新春*岳鉄福袋2022の発売などがありますので、ぜひ岳鉄に来てみてください。なお、福袋はオンラインショップでも販売します。オンラインショップでは、この他に1月1日から「新春*岳鉄いにしえセット2022」と題して、岳南電車の運転士が実際に使用したモデルの仕業表(スタフ)のレプリカ(送料込み5,000円)や、なんと7002形の座席、背もたれ、網棚、つり革一式そろえて、「岳南電車7002形座席セット(1セットのみ、700,200円(税込))が販売されます。

 スタフは欲しいなぁ😄 座席セットもいいけど、ちょっと無理だなぁ😅

2021/12/25

年末年始も「転車台&鉄道歴史館見学ツアー」、「洗って!回って!列車でGO 乗車体験ツアー」開催

  天浜線の「転車台&鉄道歴史館見学ツアー」と「洗って!回って!列車でGO 乗車体験ツアー」が、年末年始にも開催されます。

 「洗って!回って!列車でGO 乗車体験ツアー」は、そもそも土日祝に開催なので、ちょうど1月1日、2日です。事前予約制なので、天浜線営業部(053-925-2276)へ電話での予約が必要です。定員50名、大人1人600円、小学生以下は半額です。電車に乗って、洗車機に入り、転車台に載って回れるので、かなりおもしろいと思います。

 「転車台&鉄道歴史館見学ツアー」の方は、12月29日から1月3日までは、午前・午後2回あります(12月27・28日、1月4・5日は午後のみです)。こちらは予約不要なので、10:50からと13:50までに天竜二俣駅待合室に集合すれば良いようです。大人350円、小人100円です。

2021/12/24

大井川鐵道、トーマス号冬の特別運転が始まりました。

 今日12月24日から大井川鐵道で、「DAY OUT WITH THOMAS 2021 冬の特別運転」が始まりました。今年は年明け1月10日までの運転です。


 同じ日程でバスのバーティーも運行されます。Twitterの投稿のように、トーマスとバーディーの2ショットが撮れると最高なんですけど、この場所ってどこですかね?

2021/12/23

天浜線『クラウドファンディング』実施中!

   天竜浜名湖鉄道で、12月18日から「転車台・洗車機修理&車両基地VRプロジェクト」が始まっています。

 クラウドファンディングの目的は、「国の有形文化財にも登録され、またアニメ作品のモデル地の一つとなり人気のある「転車台」」「「洗車機」を末永く保存し、活用していくための修繕費用、これらの天竜二俣駅にある情緒ある施設等を、ネット上でVRコンテンツを公開し、更に広く知ってもらい誘客につなげるとともに、後世に記録として残すためのVR制作費用」です。

 寄付は1,000円からありますが、1,000円でも「天竜浜名湖鉄道 TH9200形『スローライフトレイン』の鉄カード」と、「通常は立ち入ることができない扇型車庫と一部車両内部が閲覧できるVRの特別版」(これは支援者全員ですが)を見ることができる特典があります。
 ただ、個人的には22,000円の寄付でもらえる、限定300セットの「無人駅を含む天浜線の全39駅硬券入場券セット」がツボですね。今日の時点ですでに8人の方がこれに寄付していますが、まだ大丈夫😁子どもたちにお年玉をあげなければ、寄付できそうですが…😅
 ちなみに、VRデータ通常版は、誰でも見れるようになるとのことです。

2021/12/22

来年度の小学校教科担任制、まずは950人増員。

  今日12月22日、来年度の予算折衝の結果について、文科大臣の会見がありました。

 来年度から小学5、6年生の一部授業で始まる「教科担任制」について、来年度予算案で、950人の教員の増員ということになりました。今後4年間かけて、3,800人を増員する予定とのことです。

 ただ元々は全体で14,300人が必要とのことでしたが、既存の専科の加配が5,500あるので、それを引いた8,800を概算要求していたために、今年度の要求は2,000人だったのですが、小規模中学校の教員の活用で800だとか、中規模大規模小学校での授業交換を臨機応変に対応して4,000人だとかで、最終的に今回の数字になったということですが、結局教員に何らかの負担を強いて、数を減らしていったということなわけです。

 これって、おかしくありません?本当に必要なら、そこはきちんと増やさないと意味が無いと思うのですが。理解しろといわれても、納得できませんよね!だいたい、免許更新制廃止による研修の充実の話題が最後に出てきましたが、結局その部分の負担は減らないようなニュアンスなので、教員の働き方改革が本当に実現できるか、はなはだ疑問な感じがします。

2021/12/21

琉球王国交流史・近代沖縄史料デジタルアーカイブが公開になっています。

  沖縄県教育委員会が「琉球王国交流史・近代沖縄史料デジタルアーカイブ」を公開しました。

 「琉球王国交流史」では、琉球王国の交流を物語る「歴代宝案(れきだいほうあん)」を中心とした交流史料が公開されています。校訂本と訳注本の両方が公開されており、また「歴代宝案編集参考資料」も公開されていたり、シンポジウム論文集や研究雑誌までも公開されていますので、非常に勉強になります。

 「近代沖縄史料」では、近代新聞を公開しています。沖縄初の新聞である「琉球新報」や、沖縄における平民派の機関紙である「沖縄毎日新聞」などが検索できますが、現在はいつの新聞があるかと、記事見出しの検索ができるだけで、残念ながら画像はありません。内容は今後も順次拡充していく予定とのことなので、新聞はぜひ画像を公開してもらいたいですね。まぁ、今は「琉球王国交流史」の方だけでも十分すぎるぐらいの情報がありますので、これだけでも申し分ありませんが、人間どうしても欲が出てしまうので😅

2021/12/20

中電は、もう浜岡原発の再稼働はあきらめた方がいい!

  12月18日の朝日新聞DIGITALに、11月29日にコメントした「想定する最大の津波の高さが、防波壁(高さ22メートル)を超える」という想定を、17日の原子力規制委員会の審査会合で正式に提示したとの記事が出ています。

 これで、審査の長期化は必至で、再稼働はさらに不透明となります。さらに原子炉の耐用期限が3号機は2027年、4号機は2033年に迫っていますので、再稼働を目指していろいろと対策をしても、経済的にペイできないでしょうから、中電はもう浜岡の再稼働はあきらめて、別の発電に資金と技術と人材を回すべきでしょう。

2021/12/19

12月25日に浜松城跡43次調査現地説明会が開催されます。

  12月17日の中日新聞に、浜松城跡二の丸奥御殿跡で枯山水遺構が確認されたとの記事がでていました。

 奥御殿は、城主の私的空間であり、そこに枯山水の庭園があったというのは、かなり珍しいですね。「現存する浜松城の絵図には庭園を描いたものはなかった」ということですから、発掘によってはじめてその存在が明らかになったわけで、これは大変貴重な成果です。

 浜松城跡本丸・二の丸の発掘では、この他にもいろいろな成果が出ているので、12月25日(土曜日)に、現地説明会が開催されます。時間は10時00分~11時00分と、13時30分~14時30分の2回、申込は不要で、直接集合場所の旧元城小学校正門前に行けばいいようです(現地説明会のチラシはこちら)。

 今回確認された庭園遺構だけでもかなり価値があるうえ、それ以外の成果もありますので、見ごたえは十分にあると思います。

2021/12/18

「北条氏・源氏ゆかりの地 駿豆線沿線散策 MAP」、今日18日から配架

  伊豆箱根鉄道駿豆線沿線の自治体(三島市、函南町、伊豆の国市、伊豆市)と伊豆箱根鉄道株式会社で組織する「駿豆線沿線地域活性化協議会観光部会」により、来年1月から放送の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせて、 「北条氏・源氏ゆかりの地 駿豆線沿線散策 MAP」が作成され、今日18日から各市町観光案内所、駿豆線有人駅 などに配架されます。

 マップには、伊豆ゆかりの歴史上の人物のストーリーに沿った4つの散策コースが載っていて、

マップ1:源頼朝・北条政子コース(三島二日町駅~三島田町駅)
      頼朝の旗挙げ ~三嶋大社百日祈願の伝承を辿る~
マップ2:源頼家コース(修善寺駅)
     悲劇の将軍 源頼家 ~修禅寺幽閉と源氏将軍興亡の歴史~
マップ3:北条義時コース(韮山駅~伊豆長岡駅)
     北条の里・江間の里 ~北条義時生誕の地を訪ねて~
マップ4:北条時政コース(函南駅・伊豆仁田駅)
             頼朝と北条氏の足跡 ~源氏再興ゆかりの地~
となっています。

 12月1日から「北条氏・源氏ゆかり13の地を巡るデジタルスタンプラリー」も開催されていますので、「北条氏・源氏ゆかりの地 駿豆線沿線散策 MAP」を入手して、スタンプラリーにも参加するという楽しみ方ができますね。スタンプラリーのポイントは13か所あり、5つ集めるとプレゼントがもらえるとのことですが、13か所ならコンプリート賞(抽選で「沿線の名産品」が20名に当たるもの)狙いもありですね。プレゼントは交換場所によって異なり、

三島広小路駅は三嶋柄手ぬぐい、
大場駅は丹那高原トマトジュース180㎖、
伊豆長岡駅は、なぎの葉お守り(縁結び)もしくは 入浴剤「伊豆の湯 伊豆長岡」、
修善寺駅は修善寺温泉筥湯入浴セット(入浴券、タオル、石けん)

となっています。

 スタンプラリーで、修善寺温泉筥湯入浴セットをもらって温泉に入っちゃったら、日帰りでは済ませられなくなるだろうなぁ😁

 

2021/12/17

京都大学桂図書館に「長尾文庫」が設置されました。

  今年5月にお亡くなりになられた長尾真氏から寄贈を受けた蔵書約5,000点で、「長尾文庫」が設置されました。

 長尾氏は京都大学総長を務められた後、国立国会図書館長に就任されるなど、いろいろと要職を歴任されていますが、個人的には日本図書館協会会長としてお名前を拝見する機会が多く、また電子図書館システムの研究に関する部分で、書籍や論文などでよく目にするお名前でした。その長尾氏の蔵書ということで、どんなものがあるのか大変興味があります。

 「長尾文庫目録」をざっと見たところ、ご専門の情報学や言語学の書籍が多いのは当然なのですが、宗教や哲学、歴史、古典の書籍が案外多いように見受けられました。時代の最先端を行く自動翻訳やAIにつながる技術の原理を開発をされていたとはいえ、そこにはいわゆるリベラル・アーツが基礎になっているということなのでしょう。

 「長尾文庫目録」でおもしろいのは、「長尾先生の思索の痕跡を記録するために、受入時に書込・付箋・頁カドの折の有無」が確認され、示されていることです。目録を検索したところ書き込みは245冊に見受けられるようですが、どんな書き込みがされているのか、非常に興味があります。

 京都大学桂図書館は現在、新型コロナウィルス感染症拡大防止対応のため、学外の人間は事前予約申込のみ、滞在時間2時間までということなので、そうそう気軽に見に行くことはできませんが、目録の中にある書籍を読んでみようかと思います。

2021/12/16

「渋沢栄一フォトグラフ」β版が公開されています。

  公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターが、ウェブサイト「渋沢栄一フォトグラフ」β版の公開を発表しています。

 『渋沢栄一伝記資料』全68巻の本編(索引を除く57巻)、 別巻第1、第2のテキスト・ページ画像は、既にこちらで公開されているのですが、別巻第3~第10及び本編の索引巻である第58巻はまだ公開されていません。今回は、渋沢栄一に関する写真を収めた『渋沢栄一伝記資料』別巻第10が公開されたわけです。

 そもそも『渋沢栄一伝記資料』は膨大なもので、今までも利用価値は大変高く、渋沢が色々な分野に関係していたこともあり、渋沢本人以外のことを調べるのにも重宝していましたが、写真資料が公開になったことで、写真はとにかく情報量が多いですから、ますます利用価値が高まりますので、利用頻度も多くなることと思います。

 おもしろいのは、「みんなで古写真」ですね。『渋沢栄一伝記資料』別巻第10に収録された700点の写真を対象にして、撮影場所や登場人物の特定、関連文献の登録などをおこない、学術資料としての価値向上をめざすプロジェクトということですが、既に追加されている情報を見ると、位置情報や参考資料、人物タグなどが多いようですが、翻刻があったり、コメントが追加されたりしています。写真は700点もあるので、もしかすると、何か情報を追加できるものがあるかもしれませんね。