続・人間老いやすく、学成りがたし: 京都大学桂図書館に「長尾文庫」が設置されました。

2021/12/17

京都大学桂図書館に「長尾文庫」が設置されました。

  今年5月にお亡くなりになられた長尾真氏から寄贈を受けた蔵書約5,000点で、「長尾文庫」が設置されました。

 長尾氏は京都大学総長を務められた後、国立国会図書館長に就任されるなど、いろいろと要職を歴任されていますが、個人的には日本図書館協会会長としてお名前を拝見する機会が多く、また電子図書館システムの研究に関する部分で、書籍や論文などでよく目にするお名前でした。その長尾氏の蔵書ということで、どんなものがあるのか大変興味があります。

 「長尾文庫目録」をざっと見たところ、ご専門の情報学や言語学の書籍が多いのは当然なのですが、宗教や哲学、歴史、古典の書籍が案外多いように見受けられました。時代の最先端を行く自動翻訳やAIにつながる技術の原理を開発をされていたとはいえ、そこにはいわゆるリベラル・アーツが基礎になっているということなのでしょう。

 「長尾文庫目録」でおもしろいのは、「長尾先生の思索の痕跡を記録するために、受入時に書込・付箋・頁カドの折の有無」が確認され、示されていることです。目録を検索したところ書き込みは245冊に見受けられるようですが、どんな書き込みがされているのか、非常に興味があります。

 京都大学桂図書館は現在、新型コロナウィルス感染症拡大防止対応のため、学外の人間は事前予約申込のみ、滞在時間2時間までということなので、そうそう気軽に見に行くことはできませんが、目録の中にある書籍を読んでみようかと思います。

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