続・人間老いやすく、学成りがたし: 11月1日は「琉球歴史文化の日」

2021/11/02

11月1日は「琉球歴史文化の日」

  今年の3月31日付けで制定、施行された「琉球歴史文化の日条例」により、昨日11月1日は、「琉球歴史文化の日」とされたことで、記念式典が開催されました。記念式典では、東京オリンピックでも話題になった空手の演舞が披露されています。

 沖縄の先人たちは、長い歴史の中で、祖先への敬い、自然への畏敬の念、他者の痛みに寄り添うチムグクルを育むとともに、古来、アジア諸国との交易を通じて多様な文化を受け入れ、組踊を始めとする芸能や漆器などの工芸、琉球料理や泡盛などの食文化、空手や染物など、多岐にわたり洗練された独自の多様な伝統文化を創り上げてきた。そして、これらの文化を支えに、幾多の世変わりの中にあっても、その都度困難を克服してきた。

 令和元年の首里城焼失は、県民のみならず国内外のウチナーンチュに、先人たちが歩んできた歴史と築き上げてきた文化が心のよりどころとして深く根付いていることを改めて気付かせることとなった。

 こうした認識のもと、琉球歴史文化の日を定め、先人たちが創り上げてきた沖縄の歴史と文化への理解を深め、故郷への誇りや愛着を感じられる地域社会の形成に取り組むとともに、新たな歴史と文化を自らの手で創造することを図るため、この条例を制定する。

 条例では、第1条の目的の前に、上記のような前文がついており、この条例制定の思いがここに込められています。沖縄は、長い間日本とは別の国で、独自の歴史と文化を持っているため、今回のような条例が制定されたわけですが、ただ、ここで述べられている「歴史と文化への理解を深め、故郷への誇りや愛着を感じられる地域社会の形成に取り組むとともに、自らの手で創造する」ことや「長い歴史の中で、祖先への敬い、自然への畏敬の念、他者の痛みに寄り添うチムグクルを育む」ことは、沖縄に限らず、内地でも同じだと思います。ちなみに「チムグクル」とは、「心からの思いやり」を意味している言葉です。内地でも地域によっては、歴史や文化に力を入れているところもありますが、多くの人が歴史や文化的なことに関して、もう少し身近なものとして感じてくれるようになってくれると良いなぁと思います。

 

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