9月6日に行われた「静岡県立高等学校の在り方検討委員会」の初会合ですが、Yahooニュースに出ていた静岡朝日テレビの報道と、9月7日付けの静岡新聞「特色化や適正規模議論 県立高の在り方検討委が初会合」の記事とでは、かなり印象が違います。
この委員会は、2018年に県が策定した「ふじのくに魅力ある学校づくり推進計画」に基づき設置されたもので、委員会の協議事項等や委員の構成などは、9月1日に開催された第2回 総合教育会議の資料4に出ています。
そもそも、学校の魅力化や適正規模の在り方、小規模校の役割などを巡り意見が交わされたとのことなのですが、静岡朝日テレビでは、「委員からは「他県にはない静岡県ならではの問題点を理解すべき」「詰め込み型ではなく探求心を強める授業が必要」などの意見が出されました」と、おそらく発言の切り取り方が悪いのだろうと思うのですが、「他県にはない静岡県ならではの問題点」って何のことを言っているのか」とか、「詰め込み型ではなく探求心を強める授業が必要」って言っても「探究心」を自分で極められる高校生が実際にどれだけいると思っているのか」などの反論が出そうな感じなのです。
一方静岡新聞の方は、県高校長協会長の小関雅司静岡高校長による、「長期計画が適正規模とした1学年6~8学級の基準について、学校の活性化に効果的だとの指摘や、「県内のどこに住んでいても高校教育を受けられる環境が重要」と小規模校の役割も強調し、「地域に応じた基準が必要では」との問題提起」、Z会中高事業本部の窪田雅之マーケティング部長の「高校時代に多様な価値観に触れ、将来をじっくり考える時間も大事。高校の極端な特色化は生徒の同質化を生む」として、普通科の意義を示した意見」、県公立高PTA連合会の三輪高太郎会長の「公立高の施設は特にトイレなどの水回りが古い。最低限、私立と同レベルにしてほしい」との要望」、委員長の村山教授の「学校存続を求める地域も、地域の自治としてどう学校に関わるのかという感覚を持つ必要がある」との指摘」など、至極まっとうな意見が紹介されています。
個人的な印象では、おそらく静岡新聞の方が実態に近いのだろうと思いますが、静岡朝日テレビの報道は前述したようにYahooニュースに出ていたので、多くの人がこちらの報道の方を見たのではないかと思います。現場の先生方からすれば、この委員会の印象はあまり良くないでしょうね。やはり報道はいくつかを比較してみて見ないといけないですね。
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