静岡県で、新県立中央図書館の整備にあたり、図書館システムを新たに構築するため、その基礎となる計画(システム基本構想)が策定され、「静岡県新県立中央図書館システム基本構想」として公開されています。
今回の基本構想はシステムの基本構想なので、新設館建設にあたって、技術的な側面に関する部分の構想になっているのですが、その方針は一言でいうと、デジタル化、自動化といったところでしょうか。いろいろと新しい技術を取り入れて、利用者にとっても職員にとっても使いやすいものを目指そうとしているんだろうなぁとは思うのですが、何でもデジタルが良いかというとそうでもないですし、自動になるのが良いとも言い切れませんので、この基本構想で100%良いというわけではないと思いますが、おそらく実際に稼働してみてはじめて分かることもあるでしょうから、現段階ではこの基本構想で行くしかないんでしょうね。
おそらく今後はソフト面の部分、コンテンツの基本構想が詰められていくんだと思いますが、特に「新しいふじのくにアーカイブ」は目玉になると思いますが、少し気になるのは「7.2 職員の育成について」のところで、「IT人材、DX人材」の育成が重視されている点です。
「表 7.1.1 職員の役割と必要スキル例」に示されている
システム管理者:Webアクセシビリティの基礎レベルの知識、『ITパスポート』資格取得レベルの知識
デジタルアーカイブ担当職員:『デジタルアーキビスト』資格取得レベルの知識
ユーザ職員:著作権法・個人情報保護法の知識、情報セキュリティに関する基礎レベルの知識
だけでは、図書館は回らないってことは忘れていないと思いたいですね(ちなみに私、上記のスキル、ほぼクリアーしています。ITパスポート取りましたし、準デジタルアーキビストですし、知的財産管理技能士ですし、個人情報保護士ですし、情報処理技術者試験の情報セキュリティマネジメント試験も合格してますしね。もちろん図書館司書も)。
「静岡県の情報の拠点」である県立中央図書館なのですから、レファレンスが最も大切で、これこそが図書館の存在価値が問われる部分なのであり、上記のようなスキルの職員だけでは対応できませんから。
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