7月21日付けの「Science」のNEWSに、”Curry may have landed in Southeast Asia 2000 years ago,Spices found on stone tools shed light on ancient global trade network”という記事が出ています(22日付けの朝日新聞デジタルでも「2千年前にカレーが渡来か ベトナム古代遺跡の調理器具にスパイス」とあります)。この記事の元論文は、”Earliest curry in Southeast Asia and the global spice trade 2000 years ago” SCIENCE ADVANCES 21 Jul 2023 Vol 9, Issue 29です(「Science」NEWSでも、十分わかりますが、より詳細な内容を知りたい際には、上記の論文リンクで確認してください)。
西暦1世紀から7世紀まで存在した扶南王国の主要港であったOc Eo(オークエオ)遺跡から発見されたfooted grinding slab、現在のインドでも見られるスパイスをひくためのすり台、footedですからそれに脚がついた石器に付着した植物の痕跡のなかに、ターメリック、クローブ、シナモン、ナツメグ、ショウガなどのスパイスが発見されたということです。
これらのスパイスは、まさに「カレー」の材料なわけですが、さらにココナッツの痕跡も確認されており、このことはOc Eoで使用されるスパイスがココナッツミルクでとろみをつけられていたことを示唆しており、これは現代の東南アジアのカレーに特徴的な手法であることから、今日使用されているカレーのレシピは、古代から大きく変わっていないことがわかったわけです。
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