続・人間老いやすく、学成りがたし: 東京都内の公立小学生のうち、2022年度に都内の私立中学校に進学したのは19.3%。意外に少ない印象。

2023/07/24

東京都内の公立小学生のうち、2022年度に都内の私立中学校に進学したのは19.3%。意外に少ない印象。

 7月21日の朝日新聞デジタルに、「公立中高一貫校、誰のため? 世帯年収、難関化…教育社会学者の視点」という記事が出ています。

 東京都内の公立小学生のうち、2022年度に都内の私立中学校に進学したのは19.3%公立中高一貫校に進学した子は1.7%同校を受験した子に広げても7.5%ということで、意外と少ないなぁというのが個人的印象です。

 公立中高一貫校に進学した子が少ないのは、都内の区市町村立の中学が601校に対して、公立中高一貫校は11校とかなり少ないからですが、私立中学校は東京都に187校あり、中学校のおよそ4校に1校が私立校という割合になるので、もっと多いかと思いましたが、おそらく神奈川県や埼玉県、千葉県などの小学生が東京都に来るので、この程度になるのでしょう。

 高校受験の影響を受けずにゆとりある学校生活を送れることや、6年間をかけての計画的な指導を受けられることなどが、中高一貫教育の利点とされますが、少し前に比べてかなり学校での教育の在り方が変わってきている現在、従来利点とされてきたことがそのまま利点と言えるかどうかわかりませんが、実際に進学している数が2割なのは、やはりお金がかかるのが理由です。「文部科学省による21年度の全国調査では、中学でかかるお金(学校教育費、給食費、学校外活動費の合計)の平均は、公立は年約53万円、私立は約143万円で、私立は公立の2.7倍」ですし、それ以前に中学受験をするということは塾に通うということなので、家庭が塾代を負担できるかどうかが、最初の関門なわけです。

 私立にしろ公立にしろ中高一貫校に入って、その後の進学実績はどうなのか、私立の中高一貫校はそれなりの実績はあるでしょうが、公立の中高一貫校は数が少ないからか、あまりその実績は一般的ではないですが、実際はどうなんでしょう?そもそも中学受験して入ろうという意識が高い子どもが受けるわけですし、地方の人間からすれば、東京都というだけで地の利がある分、進学実績は高いだろうと想像しますが、確かに公立であることの意義が弱くなっているような気がしますね。

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