続・人間老いやすく、学成りがたし

2022/03/02

3月5日から、企画展「ウーロン茶の魅力発見~華やぐ香りの世界~」

  島田市にある「ふじのくに茶の都ミュージアム」で、3月5日から企画展「ウーロン茶の魅力発見~華やぐ香りの世界~」が開催されます(6月20日まで)。

 ウーロン茶といえば、近年はペットボトルに入った冷たいものを飲むことが多いので、香りなどはほとんど感じないですが、お湯できちんと入れたウーロン茶は、すばらしい香りです。ウーロン茶は香りを楽しむための茶器が考案されるようなお茶ですので、もともと香りを楽しむものです。今回の企画展はサブタイトルに「華やぐ香りの世界」とありますから、ウーロン茶の「香り」をメインとした展示会になるようです。

 お茶といってもいろいろありますが、緑茶でも静岡県では「香り緑茶」が開発されていますし、ウーロン茶も品種によっていろいろな香りのものがあり、とても奥深いものです。また、茶器もいろいろあっておもしろいですので、お茶にはまると大変なことになります😅

2022/02/28

今度は田沼意次で大河ドラマを!牧之原市で「田沼意次侯大河ドラマ誘致推進協議会」が設立

  第10代徳川家治の治世下で老中を務めた田沼意次が、初代藩主となった相良藩があった牧之原市で、「田沼意次侯大河ドラマ誘致推進協議会」が設立されました。

 今年は「鎌倉殿の13人」、来年は「どうする家康」と立て続けにNHK大河ドラマで静岡県ゆかりの人物が取り上げられ、観光を中心に盛り上がりが期待されていますが、これに続けとばかりに牧之原市で動きがあるということですね。

 田沼意次といえば、昔から「賄賂」のイメージが付きまとい、松平定信と比較された有名な落首、「田や沼やよごれた御世を改めて 清くぞすめる白河の水」、「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」があります。牧之原ではそれを逆手にとって、地元のお菓子屋さんで「ワイロ最中」があるくらいですが、田沼の時代を改めて見ると、急速に出世したゆえに田沼が目立つだけで、賄賂が特別なものだったわけではありません。また田沼の行った改革を改めて確認すると、時代的に早すぎた感がありうまくいかなかったというものもあって、田沼意次を改めて見直すことは意義があると思います。関係する地域からすれば、むしろ良い評価であることが多いのはよくある話ですが、当然悪い点もあれば良い点もあるわけですが、特に牧之原市にすれば、地域の活性化ということが大きな問題ですから、地域の有名人に期待する部分は大きいわけです。

 2019年11月17日には、田沼意次侯生誕300年記念大祭が行われ、2021年5月には寄付をもとにして市史料館前に銅像まで作っていますので、牧之原市の田沼意次にかける思いはかなりのものです。果たしてうまく大河ドラマまでこぎつけることができるか、楽しみではあります。

浜松城でさくらの御城印限定販売!!

  明日3月1日から、浜松城天守閣・天守門でさくらの御城印が限定販売されます。


 浜松城公園では、登城記念として御城印が販売されていますが、季節限定で売り出すのは初めてです。お城などのデザインは通常版と同じなのですが、桜の模様が入ったピンク色の用紙が使われているのが素敵ですね。

 限定2,000枚、1枚300円で、4月10日まで発売される予定ですが、無くなり次第終了とのことなので、欲しい方は早めに購入された方が良いですね。

2022/02/27

国立国会図書館の遠隔研修教材が追加されています。

  国立国会図書館の遠隔研修教材の「レファレンス業務に関する研修 (2)レファレンス主題 社会科学」に、

「法令資料・情報の特徴と活用法」、
「議会資料・情報の特徴と活用法―インターネット上の国会情報を中心に―」、
「官庁資料・情報の特徴と活用法―インターネット上の行政情報を中心に―」、
「インターネットで使える国立国会図書館の立法情報」

が追加されました(詳細はこちら)。

 個人的に自分で資料を探すことが多いのは、今回追加された教材にある法令資料、議会資料、官庁資料が多いですし、インターネットで探すことが通常ですので、今回の教材は非常にありがたいですね。一般の方が検索することが多いのも、おそらくこれらの資料ではないかと思いますので、多くの方にも役に立つのではないかと思います。

2022/02/26

江原素六生誕180周年・没後100周年記念特別展「素六が翔ぶ 江原素六の生涯と功績」開催中!

  沼津市明治史料館で、江原素六生誕180周年・没後100周年記念特別展「素六が翔ぶ 江原素六の生涯と功績」が、2月11日から開催されています(5月29日まで)。

 江原素六は、旧幕臣で沼津移住後、沼津兵学校、集成舎(現在の沼津市立第一小学校)、沼津中学校(旧制の静岡県立沼津中学校)、駿東高等女学校(現在の静岡県立沼津西高等学校)設立者となり、静岡師範学校の校長を務め、東京に出てからは東洋英和学校に関わり、麻布中学校を創設するなど、教育者としてかなりの活躍をしています。

 沼津時代には、士族授産に取り組み、いろいろな事業を行いますが、なかなかうまくいかないものが多かったのですが、愛鷹山の払い下げに関してはうまくいき、江原素六が功労者として沼津に名を残すもととなりました。また政治家としても活躍をしています。

 今回の特別展は江原素六の生涯を知るには格好の機会です。幸い開催期間も長いので、オミクロンの様子を見ながら、見に行く機会を作れると思います。

2022/02/24

『1人1台端末時代の学校図書館担当指導主事の仕事と知識』が公開されています。

  全国学校図書館協議会が作成した、『1人1台端末時代の学校図書館担当指導主事の仕事と知識』が公開されています(詳細はこちら)。

 2021年9月に発行され、2022年1月に文科省により都道府県教育委員会、政令指定都市教育委員会、市区町村教育委員会へ配布が行われたとのことですが、「概要」にもあるように「学校現場を支援・指導する指導主事は、学校図書館を専門に学んできたわけではない」ですし、特に市町村教委はいろいろな仕事を抱えていますので、正直いって支援・指導は期待薄ですので、教育委員会へ配るだけではほとんど意味がないと思われます。ですから「成果を全国に広げるため、多くの自治体、大学教員、学校図書館関係者にも本冊子をご活用いただきたく公開」したのは大正解です。

 実際には学校現場の先生方に手にしていただきたい冊子です。おそらく学校では先生方が試行錯誤しながら取り組まれていると思いますので、このような冊子は、良い手がかりになってくれるものと思います。

日本で唯一の15インチ鉄道の運行が再開されます。

  線路の下の枕木の老朽化のため運行休止中だった伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」に走っていた国内唯一の15インチ(381mm)ゲージの鉄道である「ロムニー鉄道」が3月5日に運行を再開します。工事費用などは、伊豆市がふるさと納税の仕組みを使ったクラウドファンディングで集めたとの記事が、2月24日付けの中日新聞デジタルに出ています。

 15インチの鉄道はイギリスではロムニー・ハイス&ディムチャーチ鉄道レイヴングラス&エスクデール鉄道が現在も運行されていて、「本格的な公共輸送を行う、正式営業の実用鉄道」としては、事実上世界で最も狭い軌間を使用するものです(公共輸送という点では10¼ インチ (260mm)のウェルズ&ウォルシンガム軽鉄道がありますが、本格的な実用性という意味では15インチに軍配があがると考えられます。ただウェルズ&ウォルシンガム軽鉄道の機関車って、かなりカワイイくて良いですけど😅)。虹の郷のロムニー鉄道もこれらの鉄道会社の協力を受けたとのことです。現在4台走っている機関車のうち、カンブリア号とノーザン・ロックⅡ号はレイヴングラス&エスクデール鉄道製で、ノーザン・ロックⅡ号はレイヴングラス&エスクデール鉄道で走っているノーザン・ロック号と同型です。

 また、虹の郷内の「15インチゲージレイルウェイミュージアム」には、現在は12インチ(311mm)のフェアボーン鉄道が、かつて15インチ時代に製造した1949年製の機関車「アーネスト・W・トワイニング号」が展示されています。

 これらの機関車は、アニメ「機関車トーマス」をほうふつとさせます。子どもはもちろん、大人でも楽しい機関車ですから、その運行が再開されるのはとても喜ばしいことです😄

2022/02/22

静岡県の人口が360万人を割る!!

  今日2月22日、今月1日現在の県内人口の推計値が1986年以来36年ぶりに360万人を割ったという話題が、県内テレビニュースや新聞で取り上げられています。

 少子高齢化による自然減と、首都圏などへの流出が原因とのことですが、知事もコメントしているとおり、「今後も人口減少していく」のはわかっています。少子化は国策として行われたわけですから、生まれる数が少なければ、自然減となるのはかなり前からわかっていたことです。また首都圏などへの流出も、そもそもパイが小さくなっているわけですから、とりあったところで何の意味もないわけですから、これらが原因による人口減は仕方がないわけです。騒ぐまでもありません。日本の人口を歴史的に見ても、時代により原因は様々ですが、減るときもあれば増えるときもあります。増えるときには時間がかかりますから、10年20年単位で増えた減ったと騒いでも、仕方がないと思います。ただ、先ほども書いたようにこの先人口が減っていくのは確実なので、今後どのような対応をとれば良いかということに関しては、検討していかなければなりません。

2022/02/21

西南戦争には、旧幕臣も政府軍として参戦していました。

  2月20日付け中日新聞デジタルに、「征討令145年 三方原の旧幕臣、命懸けの証しが玄孫宅に」という記事が出ていました。

 三方原の開拓は気賀林が有名ですが、牧之原と同様に無禄移住してきた旧幕臣たちも開拓に入っています。記事に出てくる都築さんのご先祖様も旧幕臣だとのことで、「都築米尊」かどうかはっきりしませんが、1870年3月の「静岡藩職員録」には静岡勤番組の世話役に「都築知加良」の名前が見えます。

 西南戦争は、徴兵令による兵隊の初めての実戦でしたが、それだけでは兵隊が足りないということで、徴兵令に抵触しない方法として、警察官として諸藩の士族を新たに徴募し、新撰旅団として戦地に増援していますので、都築米尊もこれにより西南戦争に参加したということですね。ですから、感状の肩書が「元四等巡査心得」なわけです。

 牧之原も同じですが、三方原の士族による開拓も、あまりうまくいかなかったため、士族にとって警察官の徴募は新たな道であり、それが西南戦争に従軍するということなわけですから、それまでの不満を爆発させるかたちで、西南戦争(この戦争自体も不平士族の反乱ですが)に参戦したのではないかと想像されます。


岳南電車で切符セットが立て続けに販売されます!

  まずは明日2月22日に、「2022年2月22日記念乗車券セット」が発売になります。

 セット内容は、2022年2月22日の日付印が入った220円の往復乗車券券が3枚入っていて、券番は全て「2222」番となっているもので、1セット660円(税込)限定500組です。吉原駅、オンラインショップにて発売予定です。

 さらに「富士山の日」である2月23日には、富士急行とのコラボで、「富士山の日コラボ入場券セット」が発売になります。

 こちらのセット内容は、記念切符の台紙が二つ折りになっていて、全ての画像に中面にそれぞれ“富士”と入った駅名(副駅名を含む)高くて大きい山を意味する”岳”と入った駅名を記載した入場券が各社3枚、合計6枚、そのうちの各社1枚ずつ富士山型の入場券が収録されているものです。1セット1,000円(税込)富士急行300部、岳南電車300部です。富士急行線の富士山駅、河口湖駅、オンラインショップ「富士急のりもの百貨店」と、岳南電車の吉原駅で発売予定です。

 また富士急行とのコラボといえば、2月11日から富士急行、銚子電気鉄道とのコラボ商品として、3社の縁起の良い駅名の入場券を集めた縁起きっぷセット」も販売されています。

 縁起の良い駅名って何だろうって思いましたが、富士急行線は、「寿」が入った「寿駅」の入場券、岳南電車は「吉」の文字が入った「本吉原駅」の入場券、銚子電鉄は「本調子」と語呂が同じ「本銚子」駅の入場券が、それぞれ1枚ずつセットとなっているようです(銚子電鉄だけはダジャレ😅)。1セット500円(税込)、これも数量限定とのことですが、岳南電車の吉原駅、岳南電車オンラインショップ で購入できるので、23日に岳南電車の吉原駅に行けば、3つまとめて買えちゃうってことですね。

2022/02/20

御殿場市の新市立図書館のプロポーサル結果が公表されました。

  開館から40年を迎える御殿場市立図書館は、施設の老朽化、耐震強度及び蔵書スペースの不足等の問題並びに市民が集まり交流できる居場所等の図書館ニーズの多様化に対応するため、郷土資料館を複合化した新図書館の整備事業が進められているのですが、このたび「御殿場市立図書館等基本計画及び基本・実施設計業務委託に係る公募型プロポーザル」の結果が公表されました。

 また、2月19日付け東京新聞 TOKYOWebでは、18日に発表された新図書館の整備事業費約2億5千万円などを盛り込んだ2022年度当初予算案について報道されています。

 26年4月の開館を目指す新市立図書館は、市民交流センターふじざくら(同市萩原)の南側に建設が予定されており、全体事業費は約35億円で、うち約16億円は財産区の支援で、建設予定地の玉穂財産区は11億円、御殿場、原里、印野、高根の各財産区は1億2千万円ずつ出す予定とのことですが、さすが御殿場の財産区は違いますね。最初は新しい図書館に反応してコメントを書き始めたのですが、結論的には財産区のお金持ちぶりに驚いた記事になってしまいました😅

 

2022/02/19

トーマス号チケットの予約抽選受付開始。

  大井川鐵道で、今年のきかんしゃトーマス号のチケット予約抽選先行受付が、2月25日から始まっています。受付対象日は、4/29(金・祝)~6/27(月)です。ゴールデンウィークから運行は、初めてです。


  先行予約を利用するためにはローソンチケットへの会員登録が必要になります。

2022/02/18

イコモスが、JR東日本に「高輪築堤」の解体中断の要請文書を送付。

  今日2月18日の「47NEWS」の「KYODO」に、「「高輪築堤」の解体中断を要求 ユネスコ機関、鉄道遺構」との記事が出てます。

 私も「旧新橋停車場跡及び高輪築堤跡」が史跡指定された際には、「大変綺麗に残っていて、本来ならばすべて残すべきものだと思いますが、とにかく鉄道は日本の近代化にとって、とても大切な存在」とこのブログでコメントしましたが、イコモスも「「築堤について「保存状態が非常に良く、国内的にも国際的にも非常に意義深い」と評価」したために、JR東日本に対し、「高輪築堤」の解体中断を求める文書を送ったとのことです。

 そもそも開発するために調査をしたのですし、もともと一部は保存する方向だったわけですから、イコモスから要請を受けたからといって、基本的には再開発計画は進めるはずです。全面保存には相当お金がかかるわけですが、イコモスがお金を出してくれるわけでもないですし。ただ、「岸田文雄首相や末松信介文部科学相らには、保存へ向け最大限努力するよう呼び掛けている」とのことですので、JR東日本も、まったく無視するわけにもいかないでしょう。さて、どうなるでしょうね。

2022/02/17

会津若松市が「会津若松市デジタルアーカイブ」を公開。

  2月15日に福島県会津若松市が、会津若松市立会津図書館が所蔵する『会津藩諸士系譜』をはじめとした古文書471冊や、地図・絵図などを掲載した「会津若松市デジタルアーカイブ」を公開しました。

 公開された会津図書館所蔵の古文書471冊は、大きく5つのカテゴリーに分けられています。詳細は以下の通りです。

・「会津藩諸士系譜」:会津図書館所蔵分342巻、複写資料2巻

・「会津藩分限帳」(全3冊):「御近習人別帳」、「外様人別帳」、「御通人別帳」

明治維新後の会津藩士:「旧藩御扶助被下候惣人別」(全2冊)、「若松管内居残惣人別帳」(全1冊)、「南部移転人別帳」(全1冊)

・『新編会津風土記』全120巻

地図・絵図など(掛軸5点、画像データ1点)

 掛軸:「会津藩主参勤交代行列図」、「若松城下絵図」、「会津若松郭内外絵図 南図」、「会津若松郭内外絵図 北図」、「若松禄高名五幅対」

 画像データ:「幕末会津若松城下地図」

 目玉なのは、会津藩士の系譜と、幕末から明治初年にかけての会津藩士の名簿(上記の「会津藩諸士系譜」、「会津藩分限帳」、「旧藩御扶助被下候惣人別」、「南部移転人別帳」など)を元に作成された「会津藩士データベース」でしょう。学生時代、幕末維新をやっていたので、会津藩にはなじみがあり、会津若松市にも何度か行ったことがあるので、このデータベースでもなじみの名前が散見されていろいろ見てみましたが、幕末維新は人気のある時代ですので、歴史を勉強している人はもちろん、そうじゃない人でもテレビドラマなどを見る際に役に立つのではないかと思います。

2022/02/16

藤枝市で、義民石上清兵衛の胸像建立。

  2月13日付け朝日新聞DIGITALの静岡版に、「命かけ「減税」直訴 義農・清兵衛の胸像建立 藤枝」という記事が出ています(静岡新聞では、2月5日付けです)。

 記事タイトルには「義農」となっていますが、江戸時代の「代表越訴型一揆」の「義民」ですね。「静岡観光おでかけガイド」によると、藤枝市高柳にある「清兵衛地蔵」がこの記事に関連する内容のようです(詳細はこちら)。義民伝承は全国にありますが、有名なのは「佐倉惣五郎」ですかね。

 この石上清兵衛なる人物は、現在島田市川根町笹間上の笹間城(石上城)城主だった武田家家臣の石上氏が藤枝市高柳に帰農したとのことです。記事には「青年」と表現されていますが、当時は25歳ならば「青年」扱いされる年齢ではないですし、庄屋だったようなので、このような行動は当然といえば当然です。帰農した武士が庄屋になることはよくあることで、元武士だからこそ藩に対して面と向かって発言できるわけです。現在の感覚とはまったく違うので、今ですとこのような行動がほめたたえられるわけですが、戦国時代の雰囲気がまだ残っていたこの時代の武士及び元武士にとっては、それほど特別なことではありません。人々の感覚は時代によって違うので、現代の認識でとらえると必ずしも正しいとも限りませんが、現在から過去を見てどう考えるのかということが「歴史」なわけで、少なくともそれを考える材料があるということは、意義のあることです。

 先ほども書いたように義民伝承は全国のあちこちにありますが、民間での伝承の形で残っているものがほとんどなので、何らかの資料で確認できることがあまり多くないのが残念ですね。