第10代徳川家治の治世下で老中を務めた田沼意次が、初代藩主となった相良藩があった牧之原市で、「田沼意次侯大河ドラマ誘致推進協議会」が設立されました。
今年は「鎌倉殿の13人」、来年は「どうする家康」と立て続けにNHK大河ドラマで静岡県ゆかりの人物が取り上げられ、観光を中心に盛り上がりが期待されていますが、これに続けとばかりに牧之原市で動きがあるということですね。
田沼意次といえば、昔から「賄賂」のイメージが付きまとい、松平定信と比較された有名な落首、「田や沼やよごれた御世を改めて 清くぞすめる白河の水」、「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」があります。牧之原ではそれを逆手にとって、地元のお菓子屋さんで「ワイロ最中」があるくらいですが、田沼の時代を改めて見ると、急速に出世したゆえに田沼が目立つだけで、賄賂が特別なものだったわけではありません。また田沼の行った改革を改めて確認すると、時代的に早すぎた感がありうまくいかなかったというものもあって、田沼意次を改めて見直すことは意義があると思います。関係する地域からすれば、むしろ良い評価であることが多いのはよくある話ですが、当然悪い点もあれば良い点もあるわけですが、特に牧之原市にすれば、地域の活性化ということが大きな問題ですから、地域の有名人に期待する部分は大きいわけです。
2019年11月17日には、田沼意次侯生誕300年記念大祭が行われ、2021年5月には寄付をもとにして市史料館前に銅像まで作っていますので、牧之原市の田沼意次にかける思いはかなりのものです。果たしてうまく大河ドラマまでこぎつけることができるか、楽しみではあります。
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