東京大学総合図書館で、「鶚軒(がっけん)文庫」のデジタル化を行い、画像118点が公開されました。
鶚軒文庫は、皮膚科、泌尿器科分野で大きな功績を残した東京帝国大学医学部教授の土肥慶蔵(どひ けいぞう)が収集した蔵書のうちの、和漢医学書のコレクションです。土肥慶蔵は、漢詩文にも親しみ鶚軒と号したことから、この文庫名が付けられたとのことです。
土肥慶蔵の旧蔵書は、国立国会図書館(江戸時代から明治初年の日本人著作漢詩文集等)、東京医科歯科大学附属図書館(ドイツ語の医学書等)、カリフォルニア大学バークレイ校でも所蔵されているとのことですが、総合図書館で所蔵しているのは、医学・本草学分野の資料で、和漢医学や医学史が主流です。「伊香保志」、「有馬山温泉由来」などの温泉地に関係する資料は、医学的見地からの所蔵なのでしょうか。
また資料を見ていて気になったのが、「疱瘡絵」の画像のところで、資料の表紙は「疱瘡絵」と書かれているのですが、秩には「繪本子供あそひ」と書かれていて、中身も「繪本子供あそひ」と同じで(「疱瘡絵」の表紙がついている方が色が少し薄いですが)、注記のところに「書名は題簽(墨書)による 帙題簽の書名: 繪本子供あそひ」と書かれています。これは「繪本子供あそひ」の絵が「疱瘡絵」と称する資料だということなのだと思いますが、どこかに説明があるとわかりやすくて良いですね。
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