続・人間老いやすく、学成りがたし: 「2021年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等に係る調査結果」

2022/05/05

「2021年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等に係る調査結果」

  4月28日に総務省が、「2021年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等に係る調査結果」を公表しました(2021年度「青少年のインターネット・リテラシーに関する実態調査」報告書こちらです)。

 調査結果のポイントは、以下の通りです。
2―1 2021年度のILAS結果
○ 上述のテストにおける全体の正答率(70.6%)は、過去6年間の平均(69.3%)を上回っており、過去6回で最も高かった2020年度(72.0%)に次いで高かった。
 項目別の正答率について、「2b.不適正取引リスク」は7つのリスク分類の中で正答率(60.2%)が最も低い。2015年度からの変化で見ると、「1a.違法情報リスク」と「3b.セキュリティリスク」の正答率は上昇傾向にある。
 違法情報リスク(著作権、肖像権、出会い系サイト等):72.9%(2015年度)→75.9%(2021年度)となっており、3.0ポイント上昇。
 セキュリティリスク(ID・パスワード、ウイルス等):65.3%(2015年度) →68.5%(2021年度)となっており、3.2ポイント上昇。

2―2 高校生のインターネット利用実態
○ 高校生の98.6%がインターネット接続機器としてスマートフォンを保有している。また、2020年度と比較してタブレットPC及びノート/デスクトップPCの保有率が急増した(タブレットPC:31.7%→41.6%、ノート/デスクトップPC:25.6%→34.7%)。      
 保有するインターネット接続機器のうちで最もよく利用する機器として、92.9%がスマートフォンをあげている。
 ○ インターネットを自由に使い始めた時期について、「中学1年生」が全体の27.1%で最も多いが、中学入学前(小学6年生以下)の回答が41.1%を占める。
 インターネットを自由に使い始めた時期に、その使い方について主に教えたのは、「保護者」が46.1%と最も多い(男性41.9%、女性50.7%)が、「誰にも教わらなかった/特に調べなかった」は全体の21.5%を占める。
 
2―3 フィルタリング利用状況
○ スマートフォンを利用している高校生のうち79.8%(「よく知っている」が32.4%、「多少知っている」が47.4%)が一定程度フィルタリングを認知しており、2020年度(79.5%)よりも増加している。
 ○ フィルタリングを認知している高校生の77.8%は、フィルタリングを「有害なサイトやアプリの閲覧を制限し、安心にインターネットを使うことを可能にしてくれるもの」と肯定的に捉えている一方、9.7%が「使いたいサイトやアプリを利用できなくする邪魔なもの」と否定的に捉えている。
 ○ 現在フィルタリングを利用していない理由については、「特に必要を感じない」が最も多く(38.3%)、次いで「閲覧したいサイトまたはアプリが使用できなかったから」(26.8%)、「使用したところ使い勝手が悪かった」(23.1%)の順で高い。なお、「特に理由はない」は29.4%を占めた。 
○ 一定程度フィルタリングを認知している高校生のうち、フィルタリングのカスタマイズ機能により一部のSNSを利用できることを認知しているのは47.3%であった。
 そのうえで、カスタマイズ機能を認知している場合のフィルタリング利用率は49.6%であり、認知していない場合のフィルタリング利用率(39.6%)と比較して高い。
 
2-4 高校生のインターネット利用実態とILAS結果(クロス集計)
 ○ スマートフォンの平日1日当たりの平均利用時間は、2~3時間未満の割合が最も多く(24.1%)、他の機器に比べて利用時間が長い。また、56.1%がスマートフォンを3時間以上利用している。
 スマートフォンの利用時間別の正答率では平均利用時間1時間未満が最も高く(73.0%)、利用時間が長いほど正答率が低下する傾向にある。
 ○ 一定程度フィルタリングを認知している高校生のうち、フィルタリングを利用している高校生(正答率:73.6%)の方が、フィルタリングを利用していない高校生(正答率:71.5%)に比べ正答率が高い。
 また、家庭でのルールがある高校生(正答率:71.8%)の方が、ルールがない高校生(正答率:69.5%)に比べ正答率が高い。
 家庭でのルール有無及びフィルタリング利用の有無との関係については、「家庭でのルールあり」かつ「フィルタリング利用あり」の場合が74.2%と最も高く、いずれも「なし」の場合が71.1%と最も低い。
 ○ 学校でインターネット利用上の危険について、「通常授業の中で教えてもらった」 (正答率:71.2%)、「外部の講師等による特別授業の中で教えてもらった」(72.6%)の正答率は高く、「教えてもらっていない」(正答率:62.3%)と比較すると大きな差がある。

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