東京大学駒場図書館に、荻生家所蔵の荻生徂徠関係資料が、子孫の方から寄贈されました。
寄贈されたのは約150点の資料で、その中には「徂徠の推敲の過程を追うことができる徂徠自筆の稿本や従来知られていなかった徂徠学派の資料が含まれている」とのことです。
荻生徂徠は、江戸時代を代表する儒学者であり、「朱子学(しゅしがく)を批判し、「徂徠学」と称される独自の学問体系を構築したことで有名」で、その学問は、「儒学だけでなく、当時の学芸の様々な領域に影響を与え」、国学や古法と呼ばれる医学においても、徂徠の議論は重要な基盤となっていて、徂徠抜きに江戸時代中期・後期の学芸を語ることができないとされています。
「荻生家所蔵の主要な資料は、1970年代にマイクロフィルムに撮影され、それを印刷した資料が存在」していますが、判読が困難な部分もあり、今回寄贈された資料により、本格的な研究が可能となったとのことです。
このような貴重な資料を保存していた荻生家の子孫の方々の努力は、並大抵のことではなかったと想像します。
東京大学駒場図書館では、「今後資料の調査・整理を進め、その管理体制を確立した後に、本資料を広く公開する予定」ということです。
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