4月16日の朝日新聞デジタルに、「ドイツ最後の原発3基が停止 反原発団体「歴史的な日」デモで祝う」という記事が出ています。ドイツで、4月15日に最後の原発3基が稼働を終え、「脱原発」が完了したことを受けての記事です。
今後廃炉作業を進めることになりますが、ドイツのレムケ環境相は4月13日に、「原発のリスクは、ドイツのような高い技術を持った国でも究極的には制御できない」と指摘しており、高レベル放射性廃棄物の最終処分場が決まっていないなど、原発の後始末には課題が山積であることを強調しています。政府の委員会は2016年の報告書で、廃炉や廃棄物の運搬・貯蔵などにかかる費用を488億ユーロ(約7兆円)と見込んでいます。今後は、再生可能エネルギーの拡大をはかる考えですが、ロシアのウクライナ侵攻により顕著となったエネルギー問題の不安もあることは確かです。
日本の動きとは対照的な、このドイツの動きはもとはと言えば、2011年の福島第一原発の事故を受けて始まったことで、「原発のリスクは、高い技術を持った国でも究極的には制御できない」とのレムケ環境相の指摘は、もちろん日本にも当てはまるわけですが、福島第一原発の事故の当事国である日本より、ドイツの方が「原発のリスクを重く見ている」わけです。この違いは、第二次世界大戦後の、両国の戦争に対する見方の違いと似ていますね。
ドイツが、今後どのようになっていくのか、非常に注目する必要があります。
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