8月9日に文化庁で開催された「文化部活動の地域移行に関する検討会議(第7回)」で、「文化部活動の地域移行に関する検討会議提言」が出されています。
学校の部活動に関しては、運動部が経済産業省が中心、文化部は文化庁が中心で、文科省は何しているんだという感じはしますが、とりあえず学校から部活動を切り離す方向に進むのであれば、どこが音頭をとっても良いので、しっかりと検討してくれることを期待していますが、中学校の文化部は運動部に比べて数も少なく、運動部と並んで教員にとって負担となりそうなのは吹奏楽部くらいだと思いますが、逆に言えば中学校ではそれほど文化部の活動が活発ではないわけですから、現状では教育的意義は薄いと言わざるを得ません。だとしたら、文化部の方が学校から切り離しやすいと思われます。
今回の提言では、「今後の目指す姿」として、「単に文化部活動を学校から切り離すということではなく、子供たちの望ましい成長を保障できるよう、地域の持続可能で多様な文化芸術等に親しむ環境を一体的に整備し、地域全体で子供たちの多様な文化芸術等の体験機会を確保する必要がある。このため、地域の実情等に応じ、適正なガバナンスを確保した文化芸術団体等が組織化され、指導を希望する教師を含め専門性等を備えた指導者やふさわしい施設を確保し、適正な活動時間の中で多様な活動が提供されることを目指すべきである。」とされていますが、ある程度の人口規模を持つ地域でしたらそれも可能ですが、逆にそうじゃない地域では難しいでしょうね。まぁ、運動部の問題も同じで、地域の実情をきちんと認識しているわけではないでしょうから、仕方が無いですが…。
一方で、「高等学校等については、義務教育を修了し進路選択した高校生等が自らの意思で文化部活動への参加を選択している実態や、多様な教育活動が行われる高等学校の中で文化芸術等に特色を有する学校が存在することなどの面で、中学校等とは異なる状況にある。」という認識は、これもあまり実情を把握していないなぁと思いますが、確かに「文化芸術等に特色を有する学校が存在する」のは事実ですがその数は多くないですし、高校での文化部への参加の選択も、部活動加入を強制されて運動部を避けた結果ということが多いのではないかと思います。まぁ、中学校での部活動の在り方が変われば高校も変わるというのは、文化部でも同じだと思います。とにかく学校から部活動を切り離すということを早急に実施してくれないと何も変わりませんので、すぐにでも実施してくれることを望みます。
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