続・人間老いやすく、学成りがたし: 3月 2023

2023/03/31

小学校の教科書にプログラミングが載ったといっても、先生が教えられるんでしょうか?

 3月28日の朝日新聞デジタルに、「小学校からプログラミング的思考を重視 来春からの教科書、記述倍増」という記事が出ています。

 申請された78点のうち51点がプログラミングについて取り上げていて、教科も国語、算数、理科、図画工作、家庭、英語と多岐にわたるとのことです。

 東京書籍の5年の国語に出ているのは、「難しく思えるプログラミングも、「言葉が、実はいろいろな情報をふくんでいる」ことに気付けば、課題解決に活用できるという内容」なんだそうですが、この内容って、気づきがあるのが前提なので、すべての子どもが気づくとは限らない(それを理解できるとは限らない)ということは考えていないようですし、担当者が「子どもたちは学習にもタブレット端末を活用するデジタルネイティブ世代。言語の面からプログラミングについて触れることで、国語の学習が身近なところで活用でき、生活を豊かにしていると感じてほしい」と話している点も、学習にタブレット端末を活用するデジタルネイティブであっても、タブレットはあくまでも道具として使えるというだけで、プログラミングが身近かどうかは別問題だというふうには考えないのでしょうか。

 プログラミング的思考について学ぶ資料を載せた光村図書の6年国語?も、「複雑な問題や課題も、小さく分けて考えると、解決への糸口が見つかります」「うまくいかないときは、その原因を考え、それに合った修正方法を考えることが大切です」などと説明され、担当者は「プログラミングを直接的に説明したわけではないが、考え方の基礎を身につけることで実際のプログラミングにも応用できるようになってほしい」と言っているのも、現在、大学の教員養成でプログラミングに関して教えているのかどうかはわかりませんが、そもそも小学校の先生がそのようなことを教えられるのでしょうか。小学校に限らず、ある程度以上の年齢の方は、そういうのが苦手なのでは?教科書に出ていても、先生がわかるかどうかがそもそも問題で、教科書にあるからといって、子どもがちゃんと学んでわかるようになるとは限らないですよね。

2023/03/30

袋井市の「平治二年銘梵鐘」が、県指定文化財に答申されました。

  3月27日の中日新聞デジタル静岡版に、「袋井の梵鐘を県文化財に 静岡県文化財保護審が答申」という記事が出ています。

 「平治二年銘梵鐘」と呼ばれている、1983年に袋井市岡崎の茶園の改植中、地中から発見された梵鐘で、かつて愛知県豊橋市の船形山普門寺にあったとされており、銘文があるものの中では県内最古で、全国でも十二番目に古い、平治二(1160)年の紀年銘が鋳刻されていることなどから、平安時代末期ごろの作とみられています。

 製作技法について「平安時代から鎌倉時代へとつながる、過渡的なあり方を示すと考えられる」、「東海の地域史を知る歴史的資料としても特筆すべき価値」があるというのが指定文化財への答申理由です。

 この梵鐘についての詳細は、『平治二年銘梵鐘調査報告書』で知ることができますが、豊橋市の船形山普門寺にあった梵鐘が、何故袋井市岡崎に、意図的に埋納されていたのかという最大の疑問は、残念ながら上記調査報告書でも明らかにされていません。これが分かれば、この梵鐘の文化財的価値はもっと上がると思うのですが。指定文化財に答申されたのを機に、誰か調べてくれないかなぁ😅

2023/03/29

「ドクターイエロー」と「イーストアイ」、貴重な有料公開!

 3月22日(水)、23日(木)にはJR東海の「ドクターイエロー」が有料で体験乗車会を実施、3月26日(日)にはJR東日本の「イーストアイ」が有料で内部の見学会を実施、ともに大人気だったようです。

 どちらも、新幹線の検査用車両のため、普段なかなか走っているところを見ることができず、いつの間にか「見ると幸せになる」なんて言われるようになったので、鉄道ファン(マニアではない、普通の方😅)に大人気ですから、上記のイベントも大人気だったことも納得です(マニアな自分は、「ドクターイエロー」ならば、何度も見ていますので、見れても別に幸せだとは思いませんが😅)。

 特に「ドクターイエロー」に乗って東京-大阪を往復できるというのは、鉄道ファンだけでなく、マニアにとっても大興奮モノです。乗車できた人、うらやましいなぁ😍

 「イーストアイ」は一度だけ見たことがありますが、コチラも良いですよね。ただ内部はおそらく「ドクターイエロー」と似たような機器が載っていて、観測ドームも同じようなものだと思います。でも(マニアなので)見てみたいですね。

 「イーストアイ」の内部見学会は、小学生の子どもとその親が参加する午前の部が親子1組 11,000 円(税込)、中学生以上の個人が参加する午後の部はひとり 7,000 円(税込)って値段設定は普通ですけど、「ドクターイエロー」の体験乗車会が大人ひとり 23,620円(税込)って、安くないですか?だって、新幹線東京-大阪往復自由席で27,740円ですよ。この金額で、ましてや乗車できるのが「ドクターイエロー」なんですから、乗れた人は本当にラッキーでしたね。

2023/03/28

子どもが「学び」を実現できれば、その形式はどんなものでも良いのではないでしょうか。

  3月27日の朝日新聞デジタルに、「「学びを止めないで」 フリースクールは出席? 割れる校長の判断」という記事が出ていました。

 学校に足が向かない児童生徒が増えるなか、フリースクールに通ったり、自宅でオンライン学習をしたりと、学びの形が多様化していますが、それらを学校が「出席日数」とみなすかどうかは、各学校長の判断なのですが、岐阜県内の事例として、認める学校と認めない学校があり、ばらつきをなくそうという試みがなされているとのことです。これについては、岐阜県に限らず、他の地域でも似たような状況があると思います。

 ただ文科省は、こうした日数も、「指導要録」では出席扱いにできると通知していて、コロナ禍で普及した自宅でICT(情報通信技術)を使った学習も出席扱いにできるとしています。

 上記の話は義務教育の状況なのですが、一方で同日の朝日新聞デジタルに、「病気の高校生、収録授業で単位認定OK 「学校とのつながりは支え」」という記事が出ていて、高校の事例が出ています。

 高校について、文部科学省は、長く治療が必要な高校生が、リアルタイムでつなぐ同時双方向型の授業のみ認めてきたのですが、病院や自宅で「オンデマンド型」(録画など)の授業を見て学んだ場合、単位の認定ができるようにする方向で、この4月から制度を変更するとのことです。

 高校でのこの制度変更に関しては、「病気による」という特別な状況ではありますが、大変好ましいものです。

 この高校の事例と義務教育の事例とでは状況が異なりますが、そもそも子どもたちの「学び」を第一とするのならば、学校に来ていてもただ居るだけという状況があることを考えれば、学びが確認できるのならば、学校に来なくても出席と認めるということで良いのではないでしょうか。「学校ありき」の教育は、もはや時代遅れであり、行き詰っているのですから、どんなスタイルでも「学び」が実現できれば、それで良いのではないでしょうか。

2023/03/27

国文学研究資料館が、中原中也記念館所蔵の「中原中也自筆資料」をデジタル化し、公開しました。

 国文学研究資料館が、「近代書誌・近代画像データベース」で、「中原中也記念館所蔵の「中原中也自筆資料」のデジタル画像を公開しました」というプレスリリースを、3月20日に出しています。

 詩稿・書簡・ノートなど、2023 年に発見が報道された『朝の歌』の新出草稿を含む502点が公開されています。

 中原中也といえば、教科書でおなじみの人物で、近代日本語詩史上の傑作とされる『在りし日の歌』などがありますね。その意味では、今回このようにデジタル化されておかげで、学校の授業で利用できますし、中原中也の生の文字を見れることは大変素晴らしいことです。

 なお、上記プレスリリースには、「原稿:朝の歌(第二次形態 1)」の画像とリンク先が出ていますので、ここから簡単に新発見資料を見ることができます。

2023/03/26

人に興味を持ってコミュニケーションをとることが、人間を生かす原動力なんでしょうね。

 3月23日の朝日新聞デジタルに、「異性への関心低い中高年男性、早死にする傾向? 山形大が2万人分析」という記事が出ています。

 山形県内の7市(上山、山形、東根、酒田、天童、米沢、寒河江)で健康診断を受けた40歳以上の男女約1万9千人(男性約7700人、女性約1万1400人)を対象にした調査で、「異性に関心がないと答えた男性は9年で9・6%が亡くなり、関心があるとした男性の死亡率の5・6%を上回った。この差は、年齢や持病などほかの要因を差し引いて考えたとしても「死亡リスクが高い」と結論づけた。」とする、アメリカのオンライン科学誌『PLOS ONE』に掲載された論文「日本人一般住民における異性への関心の欠如と全死亡率との関連Association between lack of sexual interest and all-cause mortality in a Japanese general population)」で発表した内容に基づく記事です。

 女性のデータからは、「異性への関心と死亡リスクの相関性はみられなかった」ということなのですが、女性は子どもや孫の世話をするということがあるので、異性への関心が低くても、生きがいを持っていたりすると考えられるため、自然に人とコミュニケーションとることが多くなるわけですが、男性は特に異性への関心が低くなるということは、生きがいや気力が減退しているという証で、人とコミュニケーションをとる機会も減っていくと思われるので、だんだん孤独になっていくのでしょう。やはり男性はいくつになっても女性に関心を持つくらいの気力が無いと、「生きる」力が減退していくんでしょうね。そう考えると、女性の方が長生きするというのも納得します。

2023/03/25

「笛吹けども踊らず」、IPCC第6次評価報告書(AR6)統合報告書の政策決定者向け要約(SPM)が承認され、同報告書の本体が採択!

 3月13日(月)から3月20日(月)にかけて、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第58回総会がインターラーケン(スイス連邦)で開催され、IPCC第6次評価報告書(AR6)統合報告書の政策決定者向け要約(SPM)が承認されるとともに、同報告書の本体が採択されました。IPCC AR6 統合報告書要約は、3月20日に公表されています。

 これを受けて、今日3月25日の朝日新聞社説は、「温暖化報告書 未来が決まる この10年」となっています。

 IPCC AR6 統合報告書によると、温暖化の被害を抑えるため、産業革命前と比べた気温上昇を1.5度に抑えることが、国際社会で合意されてきた目標だが、上昇はすでに1.1度に達したとされ、温室効果ガスを今のペースで出し続ければ、2030年までに1.5度目標限度を超えてしまうと指摘されました。

 25年までに排出量を減少に転じさせ、35年には19年比で60%減らす必要があるということなのですが、ロシアのウクライナ侵略に伴う化石燃料回帰や、日本の動きの鈍さを見ると、まさに「笛吹けども踊らず」ですね。もちろん日本でも頑張っている人もいますが、全体のムードからすれば、むなしさを覚えずにはいられません。

 少子化問題だったり、コロナ禍に対する反動だったり、日々いろいろな問題があって、日常において個人レベルではどうしても後回しになってしまうのが温暖化問題で、いわゆる真綿で首を締められている状況であることは間違いないわけです。自分も偉そうなことは言えませんが、SPMが承認され、IPCC AR6報告書の本体が採択されるというタイミングを機に、意識するように心がけたいものです。

2023/03/24

奈良県立万葉文化館で、万葉集関連情報検索システム「万葉百科」が公開されました。

 『万葉集』全20巻漢字本文、読み下し文、現代語訳などのテキストデータをはじめ、人物名や詠まれた動植物、地名など万葉の時代に関する情報をデータベース化した万葉集関連情報検索システム「万葉百科」が公開されました。

 キーワード検索、歌番号検索、巻1から順に見れる巻番号検索、時代や部立(雑歌・相聞・挽歌)などを組み合わせた万葉集詳細検索など、さまざまな情報を横断して簡単に検索することできて、『万葉集』のテキストデータだけでなく、奈良県立万葉文化館の美術品・古典籍・図書の所蔵情報や、全国の万葉歌碑の情報などもあわせて収録されています。

 特定の目的を持って利用するのではなく、なんとなく万葉集ってどんな感じなのか見てみようという向きには、巻番号検索で、順番に見てみると良いと思います(例えば、巻1-1の一番最初に出てくる雄略天皇の歌の検索結果はこんな感じです)。そうすると、歌碑の存在や、その歌のキーワードになる言葉、関連する美術品を確認できるので、いろいろ勉強になります。高校の古典の授業や歴史の授業なんかで利用できそうですね。

2023/03/23

JALの「御翔印帳」と「御翔印」、いいですね!

  JALが国内就航地の36空港で、「御朱印」ならぬ「御翔印」と「御翔印帳」を発売しています。

 各空港のJALのスタッフが書いた毛筆で書かれた空港名が印刷され、真ん中に赤で、各県または空港名の一文字を回転させた丸い形がデザインされていますので、各空港ごとにデザインが違っています。また、飛行機の機影はその空港に就航する代表的な機種を採用。滑走路の標識も、滑走路番号など実際の空港の標識と同じデザインとなっています。値段は1枚350円(税込み)で、一人様3枚までです。

 「御翔印帳」は、機内をイメージしたえんじ色と黒色の2色と鶴丸がモチーフで、2冊合わせると鶴丸が現れる仕様になっています。大きさはハガキサイズで、鶴丸ロゴ部分は金箔が使用されています。値段は1冊2,000円(税込み)です。

2023/03/22

「情報Ⅰ」、地方の公立高校では厳しいですね。

  3月21日の朝日新聞デジタルに、「情報Ⅰで「自治体間の格差」「生徒の負担」 高校の悲鳴、なお」という記事が出ています。

 「情報Ⅰが入試に出れば、教育環境が充実する『てこ』になる」、「各地の教育委員会も専門の教員をさらに採用するだろうし、教材も充実するはずだ」と、都立高校の情報科の先生は述べていますが、都立はそうかもしれませんが、地方の公立高校では教育環境の充実や、専門教員の採用、教材の充実などは期待できません。

 「昨年5月1日現在の担当教員計4756人のうち、情報の正規免許を持たず別の教科の免許を持つ「免許外教科担任」が560人、正規免許を持つ教員を採用できないときに期限付きで発行される「臨時免許状」を持つ教員は236人、合わせて796人と全体の17%が情報の正規免許のない教員」という事実もあります。この数字、逆に見ると全体の83%は正規免許を持つ教員ということになりますが、これの内容がどうなのかが問題ですね。管見の限りでは、数学や理科、工業などの先生が、後から情報科の免許を取って、回しているという話を聞きます。授業数があまり多くないことを考えると、情報科の教員を正式採用するよりも、他教科の免許を持っていて情報科も持っている先生ならば、既に学校現場にいるのですから、各学校の裁量でやっていくことができますが、他の教科を担当しつつ、情報科もやるという、負担以外の何物でもない状況だという話を聞きます。または、講師で回すというところも多いようです。

 「免許外教科担任」や「臨時免許状」ではもちろん十分な指導体制ができませんので、改善されることが望まれますが、大学入学共通テストに導入されるのならば、やはり情報科専門の先生が正式に採用されることが期待されます。しかし、義務教育ほどではないにしても高校でも教員のなり手は多くないですし、そもそも生徒の数が減ってきているので、教員の採用もそれほど多くないですし、もちろん財政的にも厳しいですから、情報科専門の教員を採用するなど期待できませんから、やはりしばらく現状は変わらないのではないかと思われます。お金をかけずに、子どもたちに学べって、自力でなんとかしろってことなんですかね?😠

2023/03/21

ゴールデンウィークに、大井川鐵道と富士山静岡空港のコラボツアーが開催されます。

 ゴールデンウィークの4/29(土)、30(日)、5/3(水)、4(木)、5(金)、7(日)に、「富士山静岡空港×大井川鐵道 新茶の時期の特別企画 アメリカンスクールバスで行く!! 静岡空港制限エリア特別見学ときかんしゃトーマスフェア見学」ツアーが開催されます。

 ツアーは午前の部と午後の部がありますが、基本的な内容は、

①日本では珍しいアメリカンスクールバスに乗車し、静岡空港と周辺を見学!

②静岡空港の滑走路を囲む「場周道路」を走行し、飛行機を間近で見学!空港化学消防車も見学!

③トーマス号が出発、とくしゅしょうぼうしゃフリンが展示される新金谷駅トーマスフェアを見学!

④蓬莱橋の見える897.4茶屋にて島田産のお茶を使用した煎茶ジェラートのプレゼント!

ということなのですが、午前の部と午後の部の違いは、③の新金谷駅のトーマスフェアでトーマス号に逢う場面です。午前は「トーマス号が出発」する時、午後は「トーマス号が到着」する時の違いです。

 午前・午後の部どちらも、大人:9,800円、小学生:8,800円、幼児(1歳以上):6,800円です。

 また、このツアーの1週間前の4月22日には、「FDA富士山遊覧飛行と大井川鐵道・南アルプスあぷとライン」ツアーも開催されます。

 こちらの内容は、

①FDAチャーター便で上空より富士山、駿河湾、日本平などを眺望!(※天候により不可能な場合もあり。)

②遊覧飛行の記念に「搭乗証明書」とFDAグッズをプレゼント!

③日本で唯一のアプト式鉄道「南アルプスあぷとライン」に乗車!

④静岡県初!「クールジャパンアワード2019」を受賞した「奥大井湖上駅」を展望台から眺望!!

⑤SLとアプト式鉄道の「乗車証明書」をプレゼント!

⑥地元食材を生かした大井川鐵道・川根温泉ホテルのランチバイキング!

 こちらは、大人(12歳以上):34,800円、小人(3~11歳):32,800円、3歳未満(席・軽朝食無):2,000円となっています。でも、FDAチャーター便で上空から富士山、駿河湾、日本平などを眺望できるってなかなかないですから、意外とお得かもしれないですね。


2023/03/20

「Chat GPT」で、パワポやWord、Excelなどの資料が簡単にできるようになれば便利ですね。

 3月17日の朝日新聞デジタルに、「パワポ資料を一瞬で作成 MS、ワードやエクセルにも対話型AI」という記事が出ています。企業向けソフト「オフィス365」に対話型AIを搭載し、「Chat GPT」を開発した米オープンAIの技術を使って、パワポやWord、Excelなどの資料が、すぐにできるようになる新機能を、マイクロソフトが発表したという記事です。

 「Chat GPT」は、学生が宿題などで使うことに関して問題になっていますが、本来の使い方としては、このようなことですよね。今まではパワポなどの資料の作成は、アメリカのビジネスマンなどが、時差を利用してインドへ作成を依頼していたわけですが、この新機能により、すぐに資料が手にできるようになるということなわけですから、これは画期的です。

 もっと進めば、個人レベルでも可能になる可能性があると思うと大変便利になるわけですが、その一方で今までとりあえず作り始めて、作りながら考えていくというやり方がやりにくくなりますね。AIに適切な指示を出さなければならなくなるわけですから、事前に明確な完成イメージができていなければなりません。その意味では、このブログで、AIの活用に文系も理系もないのではないかという3月13日に書いた内容は、少し考え直さなければならないかもしれませんね。

 つまり、もし個人レベルでこのような機能が使えるようになれば、フローチャートで物事を考えるような考え方がある程度できなければ(幅のある、アバウトな表現をAIが認識できるようになれば問題ないですが)、思った通りの資料を作るのが難しいのではないかと思うからです。この新機能が個人レベルで使えるようになるのが早いか、AIがもっと賢くなるのが早いか、その結果次第では、やはり理系的思考ができる方が有利ということになるかもしれませんね。

2023/03/19

「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」が、グランドオープン!

  昨日3月18日、浜松が舞台となるドラマの展開に合わせて、「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」がグランドオープンしました。期間は、2024年1月14日(日)までです。

 「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」のホームページによると、館内は、

1.ようこそ「浜松 大河ドラマ館」へ

 松本潤さんの大判ビジュアルやwelcomeメッセージでお出迎え。「どうする家康」の番組概要もご紹介。

2.いざ、浜松城へ

 ドラマに登場する浜松城城門を再現!城門をくぐったその先はもう浜松城。

3.体感!「どうする家康」の世界

 登場人物のご紹介や衣装・小道具のほか、実際の撮影で使用されたセットを展示!「家康たちがいた当時の浜松城」の雰囲気を再現。大スクリーンではドラマで登場した風景も。迫りくる武田の脅威や「三方ヶ原の戦い」など時代背景や、ドラマ制作の舞台裏を詳しく紹介。

4.スペシャル体験コンテンツ&フォトスポット

 「どうする家康」の映像世界を楽しむことができるデジタル体験コンテンツや、キャストの等身大パネルと写真が撮れるコーナー。

5.スペシャル体験コンテンツ&フォトスポット

 「どうする家康」の映像世界を楽しむことができるデジタル体験コンテンツや、キャストの等身大パネルと写真が撮れるコーナー。

6.企画コーナー&エンディング

 企画展示や、華やかな出演者のみなさんのサイン色紙を展示。

となっています。

 合わせて、「出世の街 家康SHOP」もリニューアルしたようです。

 3月19日の中日新聞デジタル静岡版の「大河の世界 浸って ドラマ館、本格オープン」の記事によると、昨日は雨にもかかわらず、2,414人が来場したとのことです。今日は静岡でも桜が開花したようですし、だんだん暖かくなりますから、浜松だけに限らず、静岡の方のドラマ館にも多くの人が来てくれることを期待したいです。

2023/03/18

静岡県内からは7件が、登録有形文化財(建造物)への登録が答申されました。

 3月17日の文化審議会文化財分科会で、147件の建造物を登録するよう文部科学大臣に答申されました。静岡県内からは7件一覧表の54から60)です。

 一つ目は、静岡市葵区弥勒二丁目と駿河区手越を結ぶ安倍川橋です。もとは1874年に木橋として作られ「安水橋」という名称でしたが、1923年に来たる車社会に対応するため、鋼材により建設され「安倍川橋」と改称、ボーストリングトラス橋としては国内最長です。今年2023年はちょうど100周年ということで、「安倍川橋」建設100周年記念のプロジェクトが行われます。100周年記念に花を添えた形になりましたね。

 二つ目は、磐田市掛塚の旧津倉家住宅の主屋、応接棟、土蔵です。津倉家は、掛塚湊の廻船問屋と材木商で繁栄した旧家で、主屋は1889年に建てられています。現在は磐田市に寄付されていて、まちづくり団体「みんなと倶楽部 掛塚」によって見学会などが開催されているようです。応接棟は大理石風の列柱がテラスに並び、土蔵は地棟に船材を転用されるなど、水運業の繁栄の歴史を、今に伝えています。

 三つ目は、伊豆市修善寺の川端家修善寺別邸の主屋と門です。日本画家川端龍子は、修善寺をこよなく愛し、何度も新井旅館に宿泊し、ついに温泉街の先に建てた別荘が今回答申された建物です。その庭を描いた『龍子垣』という作品があり、温泉街を見おろす修禅寺裏山の墓地の中腹に川端龍子のお墓もあります。

 四つ目は、沼津市西浦の海瀬家住宅の主屋です。海瀬家は屋号を仲屋とする、江戸時代後期から西浦河内に居を構え、みかんを中心とした柑橘類を栽培している歴史あるみかん農園です。住宅は、江戸時代後期に建築された元は茅葺きの寄棟造りの建物で、沼津市で最も古い住宅と言われています。

2023/03/17

人文情報学研究所で見れる「蔵書印ツールコレクション」で、いろいろ蔵書印を見てるとけっこうおもしろいですね。

  一般財団法人人文情報学研究所が、「蔵書印ツールコレクション」を公開しています。

 「「蔵書印データベースの高次利用に向けた情報拡充と篆字学習インターフェイスの開発(JSPS科研費 JP20K20325, JP18H05304)」の一環として一般財団法人人文情報学研究所において開発された成果物を発展させたもの」で、「「篆字画像検索システム」を主要コンテンツとしており、これに、2022年度末に国文学研究資料館において運用停止が決定された「篆字部首検索システム」及び「蔵書印データベース」の検索システムを加えたもの」となっています。篆字部首検索システムは、部首から篆字を検索できるようにしたものです。

 「篆字画像検索システム」や「篆字部首検索システム」は素人だと検索が難しいですが、「蔵書印データベース」の方には、蔵書印の画像がついているので、それを順番に見ていくといろいろな蔵書印があって、けっこうおもしろいです。本当はもっと学問的なことに利用すべきものなのですが、こういうのを見ると、収集癖を刺激されて、蔵書印、集めたくなります😅

2023/03/16

茨城県高野連理事、WBCで盛り上がっているタイミングを狙って、記者会見したのかなぁ?

  3月15日の朝日新聞デジタルに、「茨城県高野連、部活時間「上限」撤回求める 「生徒が県外流出する」」という記事が出ています。

 茨木県が「公立中高の活動は、平日は中高ともに2時間、休日は中学で3時間、高校で4時間をそれぞれ「上限」と」する方針を示したことに対して、県高校野球連盟専務理事が「上限という表現の撤回などを求め」て記者会見を開いたという記事です。

 県は、3月10日に「準備期間が不足しているとして、高校では新3年生の最後の大会まで延期すると発表し」ているのですが、県高校野球連盟専務理事が県にクレームをつけた形になったわけで、この理事の会見に対する批判がSNS上で散見されるように、この会見は印象が良くないですね。

 もちろん、この理事のクレーム内容はもっともなことなのですが、長時間部活動をやる代表的な存在が野球部ですし、夏の地域大会での応援動員を始め、いろいろな部分で野球部が別扱いされる場面が多いことに対して、内心こころよく思っていない人がそこそこいるのはずなので、今回の会見はその部分に火が付きそうですね。正直言って私も、このニュースを見た直後は、「なんで高野連の理事が文句言ってるんだろう」って、少しイラっとしましたから😅

 WBCが盛り上がっているので、それに便乗しての会見なんですかねぇ?

2023/03/15

こういうのこそ、大学らしいですね。福井県立大「恐竜学部」、2025年春の開設目指す!

  3月14日の朝日新聞デジタルに、「国内初、福井県立大が「恐竜学部」を開設へ 恐竜博物館と連携も」という記事が出ています。

 「恐竜・地質学科の1学科を設け、その中に恐竜・古生物コースと地質・古環境コースが」置かれ、「定員は1学年30人」で、「2025年春の開設を目指す」とのことです。

 こういうのこそ、大学です!今の時代に「卒業したら、どこに就職できるかな」とか考えない、純粋に学問のおもしろさだけを追求する学部を開設しようというところが、単純におもしろいという想いだけで大学に進学して、大学院まで行ってしまった自分としては、とても好感が持てます。

 県立恐竜博物館と連携するってことは、本物に触れることもできるわけですし、勝山市北谷町にある国内最大の恐竜化石発掘現場にも行くことができるらしく、化石発掘や発掘化石のクリーニングなどの技術を実地で学ぶこともできるということです。

 これだけ恐竜に特化して勉強すれば、世界中の恐竜化石発掘現場でも即戦力になれるでしょうから、逆に就職なんて気にしなくても大丈夫だと思います。

2023/03/14

都立高校に「校内居場所カフェ」を設けるのも悪くないですが、そもそも学校の在り方を根本的に変えるべきなのでは?

 3月12日の朝日新聞デジタルに、「都立高に「居場所カフェ」、ソーシャルワーカーも常駐 24年度から」という記事が出ています。

 小中学校の時に不登校になったり、高校中退の経験があったりする生徒らを主に受け入れる「チャレンジスクール」の一つである都立小台橋高校に、相談役となる「ユースソーシャルワーカー(YSW)」を常駐させた生徒が自由に交流できる場所として「居場所カフェ」を設置するということです。また、「ユースソーシャルワーカー」とは、若者の自立を支援する「ユースワーカー」の役割と「ソーシャルワーカー」の役割を一体化したものなんだそうです。

 まあ、これはこれで良いとは思いますが、「居場所カフェ」を作るならば、「これからの学校図書館の活用の在り方」で指摘されている「子どもたちの「居場所」」としての学校図書館を実現する意味で、埼玉県立飯能高校の「すみっコ図書館」みたいなのが良いのではないかと思います。この「すみっコ図書館」こそ、館内案内で様子を見る限り、ここに「ユースソーシャルワーカー」が常駐していれば、そのまま「居場所カフェ」になるのはないかと思います。自分にとっては、そういう学校図書館も、理想の一つですね。

 ただ、それよりもやはり根本的には、学校の在り方を変えるべきだと思います。現在の学校制度は完全に行き詰っています。勉強をしない子どもが増えています。従来の学校での勉強そのものを根本的に見直して、今までとは違う形で子どもたちに思考力や判断力などを身に付けさせる新しい方法で学べる場所にする必要があると思います。

2023/03/13

AIの活用に、文系も理系もないと思うのですが。

  3月7日の朝日新聞デジタルに、「文系もデジタル人材に?  「やらされてる」感に専門家が抱く危機感」という記事が出ています。

 「どう『使う』かが課題」、「みずから技術的革新を作り出すだけでなく、そうした技術をうまく使ってビジネスを大きくすることも、イノベーションの一種」なのだったら、文系も理系もないと思うのですが…。

 そもそも、現在職場で求められているデジタル対応の仕事って、事務系ならば、今まで「紙に書いていた」ことを、「パソコンに入力する」に変わっただけじゃないですか?

 でも、現実自分の職場でも、何も問題もなくこなせる人と、かなり悪戦苦闘する人がいて、いわゆる理系の人は比較的問題なくこなしているように見えますね。自分も特に問題なくこなせる人の一人で、周りの人に教えてあげることが多いのですが、いちおう世間的には文系の人なんですけど…。

 パソコンまたは利用しているソフト(アプリ)の使い方さえ分かれば、特別難しいことではないと思うのですが(まぁ、パソコンにデータを入力するのが、「AIの活用」ではないですけど)。「AI」という道具の使い方を覚えて、それを使えるようにすれば良いだけなのですから、単純に慣れの問題のような…。

2023/03/12

少子化対策として、仕事で大卒の学歴が必要ではないようにすべきです。

 3月10日の朝日新聞デジタルに、「奨学金返済の負担、4割が「結婚に影響」 出産、子育て、持ち家にも」という記事が出ています。

 3月8日のこのブログで、「「米国では多くの仕事で大卒の学歴を求めなくなってきている。」というのは、良い」ことだということを書いたのですが、この記事の貸与型奨学金を返済中の人を対象にした調査結果を見ると、「良いことです」レベルでは済まないですね。

 日本学生支援機構の貸与型奨学金を返している45歳までの男女2200人の回答、20代後半~30代前半が多いという状況で、「奨学金返済による生活設計への影響として「結婚」と答えたのは約38%「持ち家取得」が約33%、「子育て」が約32%、「出産」が約31%」という結果が出ています。これでは少子化は止まらないですよね。

 「最終学歴は私立大卒が約43%、国立大卒が約14%、専門学校卒が約19%」ということなのですが、つまり大卒が6割近いのですが、このうちどのくらいの人が勉強のために進学したのでしょうか。「大卒でも稼げる仕事につけるわけではない」という状況であったのならば、何割かは進学しなかった可能性があったと考えると、奨学金返済による生活設計への影響が30%台ですので、この割合はもっと少なくなる可能性があるのではないでしょうか。

 大学にかかるお金が高いというのも問題ですが、本当にごく一部の専門職とか以外は、大卒である必要がないようにして、少子化の要因を少しでも減らしていかないと、未来の日本は大変厳しい事態となるのは間違いないですから、むしろ誰でも大学へいけるようにするのではなく、大学への補助金を減らして、大学の数を少なくしていくというのも、少子化対策として検討に値するかもしれません。

2023/03/11

あれだけのことがあったのに、なぜ世の中は変わらないのか?東日本大震災から12年です。

  今日3月11日は、東日本大震災から12年です。各メディアでも、いろいろ取り上げられていますが、今日の朝日新聞の社説も、「原発事故から12年 教訓捨てる「復権」 許されず」という記事ですが、あれだけのことがあったのに、なぜ世の中は変わらないのでしょうか。

 3・11は、ひとたび原発が制御不能に陥ると、取り返しのつかない惨禍を招く現実を見せつけ、政府は「廃炉完了に30~40年間、費用は8兆円」と想定していますが、その程度ではすまないとの見方が多いにもかかわらず、政府は「原発復権」へかじを切りつつあります。

 今日の中日新聞デジタル静岡版に、「御前崎「エネルギー教育」試行錯誤 中立性に課題」という記事が出ています。中部電力浜岡原発が立地する御前崎市で、立地に伴う風評被害に傷つかない知識を身に付けるために、小中学校で独自の「エネルギー教育」を行っているというものですが、「近年は中電による出前授業と浜岡原発の見学会が柱となり、中立性の担保が課題となっている」とされています。

 「中電の担当者を前に、三〇年度の望ましいエネルギーミックス(電源構成)を班ごとに発表する中で、生徒たちが原発の利点を説明」するという、どう考えても偏った授業で、これですと「リスクはあっても原発は必要」と考えるようになるもの当然だと思います。

 同じ今日の中日新聞デジタル静岡版の「「原発なくした方がよい」53% 常葉大菊川高で本紙調査」という記事の中にも、「御前崎市から通う生徒に限ると「ある方がよい」が64.1%」で、「御前崎市の生徒からは「市にお金が入るから」「災害対策をしていれば問題ない」」という声があがっていることからも、御前崎市の「エネルギー教育」は、かなり問題があります。

 「あれだけのことがあったのに、世の中変わらないんだな。自分の経験が伝わらないと思うと、息苦しいですね」

 朝日の社説に出てくる、東日本大震災の津波で次女、妻、父が行方不明になり、原発事故で捜索もままならないまま、避難指示で故郷を追われ、災害への備えや事故の背景を自分ごととして考えてほしくて、その過酷な体験を語る活動を続ける人の言葉です。この言葉、ぜひ多くの人に伝えたいですね。そのうえで、これから我々はどう生きるべきかということを、ぜひ考えてもらいたいです。

2023/03/10

浜松開誠館の問題は、デジタルの弱いところが出てしまった典型例ですね。

  3月8日の中日新聞デジタル静岡版に、「通知表、不正確評定か サーバー攻撃で成績閲覧できず 浜松開誠館」という記事が出ています。

 浜松開誠館中学・高校が管理するサーバーが不正プログラムによる攻撃を受け、成績などのデータが暗号化され閲覧できなくなったということで、学年末の通知表を出すために、評定を付け直したとのことですが、成績資料を紙で保存していなかった教員がいたため、初めにつけた成績と違う可能性があり、「不正確」な成績だということです。

 デジタルで管理していると、このようなことは起こりえることなので、基本的にはバックアップをとっておくのがセオリーですが、それを怠っていたということですね。バックアップにもお金がかかりますし、それをきちんと管理するのも案外手間がかかるので、けっこうやっていないところも多いのかもしれません。また浜松開誠館では、正しい成績が入力されているか、チェックのために紙で打ち出さないんですね。画面ですとどうしてもチェックしにくいので、その部分は紙の方がやりやすいと思うのですが。もしかすると、入力したらチェックもしてないのかもしれませんが。あるいはチェックしても紙は捨ててしまうのかもしれません。

 いずれにせよ、デジタルで管理することの危機管理が十分ではなかったということですね。やはり、バックアップとして紙の打ち出しを用意しておいた方が簡単ですね。

2023/03/09

文化財は国民共有の財産です。「文化財保護法」って法律があるのを知らない人もいるかも。

  3月8日の中日新聞デジタル静岡版に、「国史跡違法改変 湖西市が毀損届 大知波峠廃寺跡」という記事が出ています(中日新聞に限らず、各新聞に出ています)。

 湖西市にある平安時代の国史跡「大知波峠廃寺跡」内の池が、無断で改変されたいたというものです。写真を見ると、池の中に土手状の構築物が作られています。改変前の写真を見ると、元々細い土手状の構築物がありますが、それに土が足されてしっかりとした土手になり、池が完全に3つに分断されてしまっています。改変前の状況では土手状の構築物上は歩いて渡れない感じですが、改変後の土手はかなりしっかりしているので、その上を歩けそうです。

 「大知波峠廃寺跡」は、湖西連峰ハイキングコース沿いにあるので、もしかするとハイキングをしていた人が渡れるように、土を盛ったのかもしれませんが、文化財は国民共有の財産です。特に「大知波峠廃寺跡」は国史跡ですし、大知波峠の斜面に建物跡など多くの遺構がある山寺なのですが、文献などには出てこないので、「幻の山寺」と言われています。遺構だけが頼りなのです。文化財として指定されているものは、「文化財保護法」の適用を受けますので、勝手な改変は許されないのです。

2023/03/08

アメリカでのリベラルアーツ大学の衰退には、危機感を感じる。

  3月7日のYahooニュースに、「米国で「リベラルアーツ大学の死」が始まった 英文学も歴史学も資本主義に抗えず」という記事が出ています(ネタ元は『COURRiER Japon』です)。

 タイトル通り、リベラルアーツの専攻が無くなっているという内容なのですが、STEM(科学・技術・工学・数学)は、それを職業に結び付けるならば、大学じゃなくても専門学校などで十分できるのでそれで良いですが、リベラルアーツこそ大学じゃないとダメなのに。日本もそうですが、アメリカでも大学が研究の場ではなく、専門学校化している証拠ですね。これは大学が、物事を短いスパンで次々と変えて人気を維持しようとする政治に奔走されて利用されているわけで、社会全体が見事にその罠にはまっているんだと思います。これはかなり危険な状況ですね。だからこそ、日本などでも原子力規制委員会の委員のような学者が出てくるわけです。

 ただ、「米国では多くの仕事で大卒の学歴を求めなくなってきている。」というのは、良いですね。今の日本では、少子化の影響もあり、お金を出す気になれば、とりあえず大学と名のつくところに入れてしまう状況にあるわけで、日本ではまだまだ大卒の方が高卒よりも給料が良いこともあり、大学に行って何をするのかわからないけど、とにかく大学に行くという若者が多いわけで、大学が専門学校化していることもあり、なおさら進学する若者が多くなっていますが、本来の大学の姿である研究する場、リベラルアーツの専攻がメインだったら、大学へ行こうとは思わない若者も多いはずです。

 もともと大学は誰もが行く場所ではなく、ましてや学問をする気が無いのに進学する場所ではないので、アメリカのように仕事が大卒を求めなくなるというのは良い風潮だと思います。日本だって、大学へ進学するために奨学金を借りていく若者が多くなっていて、社会人1年目なのに、いきなり奨学金という借金を背負っているという状況は、間違いなく良くないわけです。大学に行かなくてもそれなりの仕事に付ける傾向になれば、無理に借金をして進学するという若者は減るはずで、むしろそのなることが望ましいと思いますが、日本の企業はこの点に関しては、どうしてアメリカのマネをしないんでしょうか?

2023/03/07

韓国政府が発表した「徴用工問題」の解決策、ある意味妥当な策だと思います。

  3月6日、各メディアで報道された韓国での元徴用工をめぐる訴訟について、韓国政府がは発表した、日本企業が命じられた賠償分を韓国の財団が肩代わりする「解決策」、ある意味妥当な政治決着だと思います(もちろん、反対する向きがあるのは承知していますが)。

 一方、「日本政府は歴代内閣などが示してきた植民地支配への「反省とおわび」の継承を表明する方向」というのも、妥当なところですね。

 基本的には、歴史的に「1965年の日韓請求権協定」があるわけで、当時の両政府が「韓国に「経済協力金」として無償3億ドル、有償2億ドルが供与されるとともに、両国の政府間と、それぞれの国民の間での賠償の「請求権」の問題が「完全かつ最終的に解決されたことを確認する」」とした形で決着済みだったものを、韓国政府が国内政治上の問題として元徴用工をめぐる訴訟を取り上げたと考えるのが妥当ですから、日本が「訴訟は「韓国国内の問題」と位置付け、被告の2社も判決の履行に応じなかった」のも妥当なわけです。

 歴史をひっくり返すことはできません。過去の事実として認識した上で、それをベースに次をどうするかが大事なのです。このところの日韓関係の悪化は、本来良い状況ではなかったわけですし、たまたまコロナがあって、問題解決のための話し合いが進展しませんでしたが、これを機に、日韓関係が正常化することが非常に大切なことです。

 3月3日付けの『KOREA WAVE』によると、「韓国観光公社が2月27日発表した1月の韓国観光統計によると、韓国を訪れた外国人観光客数は43万4429人で」「最も多くの訪韓観光客数を記録した国は日本だ。6万6900人で、前年比5657.3%増加した。昨年10月のノービザ施行後、韓国―日本間の航空便が増便し、両国間で行き来する旅行需要が急増している。」とのことですし、3月5日付けの『朝日新聞』によると、「昨年10月、新型コロナの水際対策が緩和されたのを機に韓国人旅行者が急増。中国人旅行者の戻りが鈍いなか、訪日客(インバウンド)の10人に4人が韓国人という状況」というのが現実なのです。隣国同士の国民が、お互いの国の文化に大きな関心を持っている現状は、基本的には好ましいことです。日本も韓国も、少子化の影響でこの先厳しい状況が来ることが想像できますので、隣国同士で助け合わないと!

 3月7日の朝日新聞社説も、「徴用工問題の「解決」 日韓の協調こそ時代の要請」というタイトルで、主張の方向性としては、私がここに書いたことに似ていますね。

2023/03/06

ALTの見直しによる削減は、仕方がないかなぁと思います。

  3月5日のYahooニュースに、「静岡県立高ALT 11人削減へ 財政厳しく、見直し対象に 戸惑う学校現場」という記事が出てます(ネタ元は、静岡新聞です)。

 「県立高で長年実施されてきた外国語指導助手(ALT)の全校配置が2023年度から見直され、任期が切り替わる8月に11人削減される見込み」ということで、「87人を、23年度に76人へ減ら」して、「約1900万円」を削減、「削減分を2校兼任の配置で対応する」のだそうです。

 「「常にネーティブスピーカー(英語を母語とする人)がいる環境は、授業以外の学校生活でも効果が大きい。グローバル人材育成をうたいながらなぜ削減するのか」と疑問視した。ほかの教員からも「校外でネーティブに接する機会がほとんどない地域もあり、地域格差が生まれる」といった懸念も聞かれる」と記事にありますが、「常にネーティブスピーカーがいる環境は、授業以外の学校生活でも効果が大きい」って、具体的にどんなことなのでしょうか?自分が知る限り、授業以外でALTが生徒と接する機会はほとんどないと思います。積極的に教員や生徒に混ざって、片言の日本語と英語のちゃんぽんで会話をするなかで、溶け込んでいく人もいますが個人差が激しく、ほとんど職員室から出ず、英語科の教員や英語が話せる一部の教員としかコミュニケーションを取らない人もいます。近年はどちらかと言えば、後者のALTが多い印象があります。そのような状況で、授業以外に何か効果があるとは思えないですね。

 また、「校外でネーティブに接する機会がほとんどない地域もあり、地域格差が生まれる」って、そもそも静岡県内で「校外でネーティブに接する機会」がある地域なんてほとんどないですから、地域格差など生まれようがない気がしますが…。

 現状を見る限り、ALTがいなくなっても、静岡県の高校生の英語力が極端に下がるとは思えませんので、予算削減のための見直しによるALT削減は、やむを得ないと思います。

2023/03/05

94歳のラッセル車と今年100歳になる電気機関車の現役コンビ、カッコよすぎですね!

 朝日新聞デジタルには、鉄分が必要な人向け(?)に「テツの広場」という連載があります。 3月4日の「テツの広場」には、「雪国の鉄路を守るラッセル車、積雪ゼロでも「活躍」する理由とは?」という記事が出ています。

 これは、青森県西部を走るローカル線、弘南鉄道で今も活躍している、1929年(昭和4年)製造の「ラッセル車(雪掻車 キ104)」1923年(大正12年年)製造「電気機関車 ED333」の紹介記事です。弘南鉄道には、これ以外にも古い車両があって、私のような古い車両が好きな人間にはたまらない鉄道です。

 同日付けの「94歳で現役、雪原を走る「北の鉄人28号」 相棒は100歳」というタイトルの有料記事には、「【前面展望 操縦室アングル付き】弘南鉄道ラッセル車キ104 「北の鉄人28号」が守る冬の鉄路 排雪翼やフランジャーの操作の様子や車内から見た排雪翼開閉の貴重な映像も」というタイトルのYoutube動画がついているのですが、これが無料で見れますし、またすごくいいんです。さらにラッセル車「キ104」の写真も無料で見ることができます。

 また、さらに同日付けの「100歳で現役! 弘南鉄道の電気機関車、当時のままの運転席を公開」という有料記事では、電気機関車「ED333」の写真もたくさんあるようなのですが、こちらは残念ながら無料で見ることができません。

 ラッセル車「キ104」は、昨年4月から「個人でも気軽に参加できる車両基地見学とラッセル車の操作体験を冬の期間以外に行っている」とのことです。一度行って見たいなぁ😍

2023/03/04

「常陸の不死鳥」の小田城「御城印」、カッコイイですね。

 3月1日の朝日新聞デジタルに、「何度負けても復活…「戦国最弱」と言われる武将の居城、御城印を販売」という記事が出ています。

 茨城県つくば市小田にある国指定史跡の小田城跡で、「御城印」が販売されているという内容です。小田城跡は、鎌倉から戦国時代まで常陸国南部で最大の勢力を誇った小田氏の居城跡で、昭和10年に国の史跡指定を受けています。南北朝時代に南朝方の拠点となり、北畠親房が『神皇正統記』を書いたことでも知られています。現在は、「小田城跡歴史ひろば」として、堀と土塁に囲まれた本丸空間内に池等が復元されています。

 「御城印」は、小田氏の家紋である六州浜をあしらった通常版、小田氏最後の城主「常陸の不死鳥」15代・小田氏治をイメージした不死鳥版(小田氏治のイメージが不死鳥なのは、佐竹氏や後北条氏、上杉氏と戦い、何度敗れてもその都度地元民が支援してくれたために、すぐ復活したことにちなんでいます。)、氏治の肖像画に描かれた猫をモチーフにした愛猫版の3種類で、紙は和紙の質感にこだわった大礼紙を使用しています。1枚300円で、歴史ひろばの案内所で、1人につき各3枚まで購入できるとのことです。

 静岡からは遠いので、さすがに買いに行けませんが、小田氏治の不死鳥版、カッコイイですね。

2023/03/03

自治体史の編さんは、事務局と執筆者との間に信頼関係が築けないと大変です。

 『世田谷区史』でトラブルになっているようですね。2月28日の朝日新聞デジタルに、「世田谷区史の著作権は誰に? 執筆者と区、トラブル防止承諾書で争い」という記事が出ています。

 自治体史の編さんで、執筆者とトラブルになることは時々ありますが、そもそも自治体史を編さんする際には、事務局と執筆者との間で信頼関係を築いていないといけません。というのは、過去の出来事とは言え、行政的に出せない(あるいは出したくない)情報があることがあり、それを執筆者が理解したうえで、出さないもしくは一部だけ出すなどの配慮をしてくれないと、自治体史そのものを出さないということになりかねないからです。過去にそのような問題でトラブルになった自治体史がいくつもあります。

 執筆者からすれば、学問に制約が付くことはおかしいと考えるのは当然といえば当然なんですけど、そもそも当該自治体の仕事ととしてやるわけですから、依頼主である自治体が希望することは、ある程度受け止めるという対応が必要になってくるわけです。事務局とうまい関係を築ければ、事務局側もできるだけ情報を出せるように努力してくれますが、事務局とは言え、自治体内の人間ですから、限界があるわけです。事務局側からすれば、そこを理解して欲しいのですが、時に学者であることを全面に出される執筆者がいると、板挟みになってどうにもならなくなってしまい、結局は上からの圧力に負けて、執筆者の意向に沿えない結果になってしまいます。

 私は執筆者側も、事務局側も、どちらの経験もあるので、その厳しさは分かるのですが、できれば、執筆者側がもう少し行政内での事務局の立場を理解してあげることが、執筆者にとってもメリットがあると思います。仮に自分が執筆する際には出せなかった内容でも、「時の経過」により、いつかは出せるようになるはずです。自治体史を作るにあたり、何が一番大事なのかといえば、今まで表に出ていなかった内容が世に出ることが大事なのです。それが自分の実績にはならなくても、近い将来それが世に出させるようになった際に、正しい判断のもとで世に出るように下準備しておくことが必要だと思います。

 『世田谷区史』の件は、事務局と執筆者との間の信頼関係がかなり揺らいでるようで、何度か事務局とトラブルになっているようですので、関係修復はかなり厳しいかもしれませんね。事務局側の上の人が変わって対応が変わるか、執筆者が怒ってこれ以上協力しないということになるかしないと、このトラブルは残念ながらまだ続くかもしれません。

2023/03/02

静岡市駿河区の「曲金C遺跡」は、古墳時代前期の古墳と古墳時代中期の大量の土器や玉類を伴う祭祀跡がメインですね。

  現在静岡市が調査中の駿河区曲金二丁目の「曲金C遺跡」で、2月25日に現地説明会が開催されました。静岡市環境保健研究所の移転予定地だそうですが、そもそもすぐ近くに曲金A遺跡、B遺跡があるので、何が出るんだろうかと思っていましたら、なかなか良い遺構が出ました。

 現地説明会資料によると、遺構の検出面は3面あって、まず第1検出面では古墳時代後期(6世紀前半)の水田跡が検出されています。これは周辺でも出ているので妥当なところです。

 目玉は、第2面の古墳時代中期(5世紀中頃)の土手状遺構で検出された大量の土器や玉類を伴う祭祀跡と考えられる遺物集中ですね。千数百個体の土器と小玉、滑石製模造品などだそうです。また、もう1か所遺物集中箇所があるそうですが、かなり多い遺物の量です。こんなに大量の土器や玉類を使って、どんな祭祀をしたのか、大変興味がわきますね。

 もう一つの目玉は、第3面の古墳時代前期(4世紀後半)に造られた古墳です。1辺約10mの方墳で、周囲には溝が巡っていて、墳頂部から周溝の底までは2.5mほどの高低差があり、墳頂部では、被葬者を埋葬するための墓坑が検出されています。この周辺は丘陵部には古墳がありますが、平野部での古墳はめずらしいです。そもそも平野部に古墳があっても、洪水で削られたり、人為的に削平されたりしてしまうので残りにくく、今回の発見はかなり貴重です。

 まだ、下層の調査が続いているとのことなので、この後の報告も楽しみです。

2023/03/01

何を秘密にするのかの政府の基準が、どうしてこんなに一般民衆の感覚と違うのでしょうか?

  2月28日の朝日新聞社説は、「沖縄密約報道 政府の秘密体質いまも」というタイトルです。

 「沖縄返還をめぐる日米両国の密約を指摘し、その生涯を通じて、政府の「うそ」を追及し続けた元毎日新聞記者の西山太吉さんが亡くなった」ことを受けてのものですが、「1971年の沖縄返還協定の裏で、米側が負担すべき米軍用地の原状回復の費用400万ドルを、日本側が肩代わりする」という密約が交わされたというのが「沖縄密約報道」で、密約の有無が問題とされず、西谷さんの情報の入手方法への批判がもっぱらとなった事件です。これに関しては、このような密約の存在を政府が秘密にしていたことは納得できますが、2000年以降、米側で密約を示す公文書が公開され、2009年には返還協定の交渉にあたった当時の外務省アメリカ局長が法廷で証言した後も、政府が否定を続けていたことは解せないですね。

 社説では「民主主義国の外交に本来、密約はあってはならない」としていますが、これは建前で、外交上密約を交わすことはあり得ますが、それがいつまでも秘密であり続けることは問題です。時代が変われば、密約自体の効力も変わる可能性があり、ましてやこの沖縄の密約に関しては、一方の当事者であるアメリカで公文書が公開され、交渉の当事者が証言したにも関わらず、否定し続けていることは、国民に対する説明責任を果たしていません。

 同じ28日の朝日新聞の報道にある「アベノマスクの単価情報 黒塗り部分の開示を命じる 大阪地裁判決」は、「沖縄密約報道」に比べれば、単価や発注枚数を黒塗りにして隠すという、何とも小さいというか、みみちい秘密だなぁと思うのですが、「今後マスクを調達する際、交渉で不利になる」って、今度政府が大量にマスクを調達することって、100%無いとは言えませんが、その可能性はあまり多くないだろうなぁって思うのが普通ですよね。

 黒塗り部分の開示を命じた判決に対して「大変厳しい判決内容だ」って、随意契約での購入については、今のご時世「税金の使途の説明責任」を果たすのは当たり前ですよ、官房長官!