続・人間老いやすく、学成りがたし: 文化財は国民共有の財産です。「文化財保護法」って法律があるのを知らない人もいるかも。

2023/03/09

文化財は国民共有の財産です。「文化財保護法」って法律があるのを知らない人もいるかも。

  3月8日の中日新聞デジタル静岡版に、「国史跡違法改変 湖西市が毀損届 大知波峠廃寺跡」という記事が出ています(中日新聞に限らず、各新聞に出ています)。

 湖西市にある平安時代の国史跡「大知波峠廃寺跡」内の池が、無断で改変されたいたというものです。写真を見ると、池の中に土手状の構築物が作られています。改変前の写真を見ると、元々細い土手状の構築物がありますが、それに土が足されてしっかりとした土手になり、池が完全に3つに分断されてしまっています。改変前の状況では土手状の構築物上は歩いて渡れない感じですが、改変後の土手はかなりしっかりしているので、その上を歩けそうです。

 「大知波峠廃寺跡」は、湖西連峰ハイキングコース沿いにあるので、もしかするとハイキングをしていた人が渡れるように、土を盛ったのかもしれませんが、文化財は国民共有の財産です。特に「大知波峠廃寺跡」は国史跡ですし、大知波峠の斜面に建物跡など多くの遺構がある山寺なのですが、文献などには出てこないので、「幻の山寺」と言われています。遺構だけが頼りなのです。文化財として指定されているものは、「文化財保護法」の適用を受けますので、勝手な改変は許されないのです。

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