昨日9月22日の朝日新聞EduAに、2022年から開始される小学校の「教科担任制」について、先行して導入した茨城県と、お茶の水女子大学附属小学校について取材した記事が出ています。
どちらの事例も、「中学校の教員免許を持つ専門性の高い教員」が授業を受け持つことが、メリットとしてとらえられているように思われます。しかし、実際に高い専門性を持っている中学校の先生って、どれほどいるのでしょうか。
「教科担任制」が取り入れられるのは、英語・理科・算数・体育ですが、そもそも英語は従来中学校になってから学ぶものでしたから、中学校の英語の先生が小学校で教えること自体が、小学校にとってはワンランク上の学習になるのはわかります。算数も、中学校では数学となり、やはり小学校の算数よりは難易度の高いものになりますから、実際に専門性が高いかどうかにかかわらず、中学校で教えるものを小学校に持ち込めば、レベルが上がることは確かでしょう。体育は、正直言って、現状は小学校も中学校もあまり変わらないような気がします。専門性と言った場合、特定競技の専門性なのか、運動全般の知識や技能の高さ、身体的なものを考慮した保健体育的な専門性なのかによって、求められる専門性が若干違うような気がします。特定競技の専門性の高さを求める児童は、スポーツ少年団や特定競技の教室に通っていると思いますし、実際それを全ての児童に教える必要性は無いと思いますが…。専門性の高さが明確に違うのは理科でしょうね。
でも、そもそも中学校と小学校の教員免許を両方とる場合、多くは教育学部だと思いますが、正直言って教育学部では他学部で学んだ人たちよりは専門性は劣ると思います。理学部数学科出身の人と教育学部数学専攻の人では明らかにレベルが違います。教育学部の英語専攻と外国語学部の英語学科も、もちろん体育や理科だってそうしょう。そう考えると、小学校と中学校の両方の免許を持つ教育学部出身の教員が小学校で教えても、それほど高い専門性は期待できないのではないでしょうか。教育学部以外出身で中学校の免許を持つ教員が小学校で教える感じにならないと高い専門性を持つ教員が教えていると言えないような気がするのですが。でもそうすると小学校の免許を持っていない可能性が高いですが。とにかく、その辺りの点を考慮する必要はあるのではないでしょうか。
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