国立青少年教育振興機構 青少年教育研究センターが、2019年 2 月中旬に全国の 20~60 代の男女 5,000 名(各年代男女 500 名ずつ)を対象に、インターネット調査で実施した読書活動の調査をまとめた報告書が公表されています。
「読書活動の実態と経年変化について明らかにしつつ(第 2 章、第 3 章)、情報環境の変化や過去読書活動が、現在の意識・非認知能力(第 4 章)や認知機能(第 5 章)に与える影響を検証し、子どもの読書活動の推進に資する結果を得る(第 6 章)ことを目的」として行われ、「子どもの頃の読書活動の効果に関する調査研究報告書」としてまとめられました。
概要で、調査結果のポイントを見ると、
① 子どもの頃の読書量が多い人は、意識・非認知能力と認知機能が高い傾向がある。
② 興味・関心にあわせた読書経験が多い人ほど、小中高を通した読書量が多い傾向にある。
③ 年代に関係なく、本(紙媒体)を読まない人が増えている(平成 25 年と平成 30 年を比較して)。
④ 一方で、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスを使った読書は増えている。
⑤ 読書のツールに関係なく、読書している人はしていない人よりも意識・非認知能力が高い傾向があるが、本(紙媒体)で読書している人の意識・非認知能力は最も高い傾向がある。
読書も、一種の脳の訓練ってことなのでしょうね。やはり絶対的な量が多い方が良いということらしいです。興味・関心のある本を1冊読み始めれば、芋づる式に次々と読むことになるので、結果的に多くなるのも納得です。子どもの頃は、乱読していくうちに、自分の興味・関心がどこにあるのかがわかるようになるので、下手なルールは作らない方が良いわけですね。
また、年々本を読まなくなっているという調査は他にもあるので、その通りなのでしょう。電車に乗れば、以前は文庫本などを読んでいる人がチラホラいましたが、最近はスマホを見ている人がほとんどですね。中には電子書籍で読書している人もいるということですが、個人的には紙媒体が良いのでそうしているのですが、それが意外と良いということらしいです。
とにかく、結論的には、子どもの頃から紙媒体の本を、たくさん読んだ方が良いらしいということです。以前は、朝読書を取り入れている学校が多かったと思うのですが、最近はどうなんでしょうか。GIGAスクール構想で、子どもたちが1人1台端末を持つようになって、電子書籍が増えることが期待されている一方、学校では紙媒体も大切ということで、うまく併用していくことが必要だというわけです。
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