続・人間老いやすく、学成りがたし: 「新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方について」中間報告を公開

2021/08/28

「新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方について」中間報告を公開

  8月20日に文科省が、「新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方について」中間報告を公開しました。

 1人1台端末環境のもと、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を目指し、新しい時代の学校施設の在り方と推進方策についての有識者会議、「学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議 新しい時代の学校施設検討部会」で行われた議論の結果ですが、従来の画一的・固定的な概念から脱却し、「未来思考」で実空間の価値を捉え直し、学校施設全体で学びの場として創造するといったあたりが、中心的な内容です。

  新しい時代の学びを実現する空間イメージ例として描かれているイメージ図を見ると、今日8月28日に開催された、「図書館総合展2021 連続フォーラム 第3回フォーラム㏌追手門学院」で報告された、追手門学院の小学校は、既に学校施設などは結構イメージに近いものになっているような感じがしました。特に、図書館を中心とした施設の在り方は、公立の学校ではマネができない感じですね。また、図書館関係でいえば、電子図書館が充実していて、小学校だけではなく、子ども園から小中高、大学までが使えるようになっているとのことで、かなり進んでいます。文科省がグズグズしているうちに、一部の私学では新しい時代の学びを実現できる環境を整えている学校が、実際に出現しているわけです。

 静岡県の2021年度高校受験で、全日制の志願変更の最終平均倍率は0.99倍で1.00倍を割り込んだことが話題になり、その理由は少子化の影響だけではなく、私立高校人気が高まっていることがあげられていました。年収700万円未満の世帯までが私立高校の授業料「実質無料」の影響とみられていますが、そればかりではないでしょうね。追手門学院とまではいかなくとも、やはり私学の方が施設面では充実したものがありますから、そのあたりも一因としてあると思います。施設ばかり良くてもダメなのは確かですが、何かやりたいと思ったときにすぐにできる環境が整っている方が選ばれて当然なわけで、先日コメントした風越学園などもそうですが、しっかりとしたビジョンを持った私学が魅力的に見える今日の状況ですから、しばらく静岡県でも私学が人気になるかもしれません。

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