続・人間老いやすく、学成りがたし: 戦争と農業とのかかわりを授業でやっている農業高校があるんですね!

2021/08/14

戦争と農業とのかかわりを授業でやっている農業高校があるんですね!

  8月11日のYahooニュースに、日本農業新聞が農業高校を対象に行った、満蒙開拓や学徒援農など、戦争と農業者や食との関わりについて学んでいるかを問うアンケートについての記事が出ていました。

 会員校375校のうち117校から回答を得た結果、戦争と農業者や食との関わりを学ぶ機会を設けていたのは、12%に当たる14校その内容に関して複数回答による回答は、「当時の農作業のやり方」が8校、「配給制などの食料事情」が5校、「食生活」が3校、「満蒙開拓」が2校、「学徒援農」が1校ということなのですが、最も多い「当時の農業のやり方」って何なんでしょうか?農作物によっても違うでしょうし、地域によっても違うでしょうし、8校での内容が全くバラバラなんでしょうか?ちょっと気になりますね。1校だけ学徒援農を教えているのは、送り出した側の地域なのか、受け入れた北海道側なのか、ただ資料が少ない分野なのに、それを教えているのは大変すばらしいことです。

 学ぶ機会がない理由についても複数回答で、「実施する時間がない」が42%、「授業で触れる・修学旅行で十分」が34%、「詳しい教諭がいない」が31%となっていますが、学ぶ機会がないといっておきながら、授業で触れるってどういうことなんでしょう?修学旅行でそれにかかわるような場所に行くってことなんでしょうか?ちょっとこれに関しては、よく分からない回答ですね。ただ、「詳しい教諭がいないが31%」ってのは、少し残念です。高校なんですから、もう少し先生にがんばっていただきたいですね。

 また、これらのことを学ぶ意義を感じるかとの問いに67%が「感じる」と回答し、今後機会があれば学ぶ機会を設けたいかとの問いには49%が「いいえ」と回答したとなっているのも、ちょっと矛盾しています。意義を感じるのに、機会を設けないって、どういうことなんでしょうか。意義を感じるのならば、ちゃんと機会を設ければ良いのではないのでしょうか。ただ、おそらく先ほど出ていた分かる先生がいないというのが、もしかしたら一番大きいかもしれませんね。この分野を指導できる先生がいれば、何を指導すれば良いかもわかるでしょうが、逆にいなければ、何を教えれば良いのか分からないので、当然教えないということになるでしょうから。しかし、逆に詳しい先生がいれば31%は教える可能性があるということですから、農業高校にいらっしゃる先生は、ぜひ勉強していただければと思います。

 今年で戦後76年、直接の体験者から教えを受けることはほとんど不可能です。しかし、日本の歴史上、重要な出来事だと思いますので、教育者が自ら学んで、それを次の世代に伝えることが大切だと思います。幸い、少し探せば、いろいろと学べる教材はありますから。我々は、過去からしか学ぶことはできません。歴史から学ぶことは我々にとって、未来を生きる大切な手段であり、唯一の方法なのです。


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