続・人間老いやすく、学成りがたし: 「朝日地球会議2021」に、台湾デジタル担当政務委員のオードリー・タン氏登壇

2021/10/21

「朝日地球会議2021」に、台湾デジタル担当政務委員のオードリー・タン氏登壇

  昨日10月20日、「朝日地球会議2021」の対談「台湾、デジタル、民主主義」に、台湾デジタル担当政務委員のオードリー・タン氏がリモートで登壇しました。今日21日にも再配信されましたが、先日ブログに書いたマイケル・サンデル教授の時と同じように、朝日新聞デジタルに紹介文とともに、動画を見ることができます(該当ページはこちら)。

 話の中で印象的だったのは、視聴者からの「政治には無関係だったのに、何故うまくいったのか」という質問に対して、「信頼しなければ信頼されない。伝統的な政治家ならば、私を信用してください、私はベストを知っていますからというが、私は逆で私は何も知らない、市民の方が良く知っている。市民に良いアイデアがあれば、あなたを信頼します。そしてそのアイデアを社会に役立つように育てていきます。私は人にインスピレーションを与える、詩人のような役割なんです。市民が自ら対策を考えることが絶対に失敗しないんです」と言っていることです。今、衆議院議員選挙期間中ですが、おそらく立候補者の中には、このような発想の持ち主はいないでしょう。まさにタン氏の言う「伝統的な政治家」だらけのように思われます。

 動画の中には選挙の話も出てきていて、「投票率が低くて、国民が選挙権を放棄しているような状態で、果たして民主主義とは何なのか」という質問が出てきているのですが、「場ということを強調します」、「民主的な参加をさせる」、「人々が理解することが大事」、「民主主義は投票行為だけではない、公共が何を望んでいるのか、社会的なことでこういうことを議論しようということがあれば、それが民主主義なんです」と言っています。現役の大臣がこのような発言をするという、我が国では考えられないことが実現していることが、台湾のコロナ対策がうまくいった要因だと思いますし、台湾が独立を維持できている要因なのだと感じます。

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