続・人間老いやすく、学成りがたし: 重要文化財(美術工芸品)に、キハ四二〇五五号気動車(キハ〇七形四一号気動車)指定答申

2021/10/16

重要文化財(美術工芸品)に、キハ四二〇五五号気動車(キハ〇七形四一号気動車)指定答申

  10月15日、国の文化審議会で、重要文化財(美術工芸品)の指定の答申が出され、彫刻の部で3件、古文書の部で1件、歴史資料の部で3件が、有形文化財から重要文化財にと答申されました(具体的内容はこちら)。

 個人的には、九州鉄道記念館に保管されている1937年製造の「キハ四二〇五五号気動車(キハ〇七形四一号気動車)」ですね。何と言っても、この車両、「機械式」なんですよ、変速装置が。つまりクラッチで変速するんですね。流線型の車体もいいですね。

 同形の気動車は計62両造られたそうですが、旧国鉄系で原形が現存するのはこの車両のみです。気動車が重文指定されるのは初めてとのことですが、遅いくらいですよ。毎日新聞で見たのですが、この車両、現在屋外展示のため、潮風で腐食しないよう、同館の宇都宮照信副館長が2日に1回、車体に油を塗っているんだそうです。だからこそ、維持できていたわけです。もしこの副館長さんがメンテナンスをしてなければ、とっくにダメになってしまっていたはずです。ただ、この副館長さんも71歳とのことですから、重文指定を期に、屋内に移動させるか、逆に現在の場所をしっかり囲むかして、この状態を維持できるようにしないと。

 同時に答申されたリニア・鉄道館で保管されている「鉄道省営乗合自動車」も、クラシックな外観がたまらないですね。1930年に鉄道省が初めて岡崎(愛知県)~多治見(岐阜県)間に運行した「国鉄バス」です。最初に導入された7両のうち現存する唯一の車両とのことで、現いすゞ自動車株式会社の前身である東京瓦斯電気工業株式会社が製造したものです。

 キハ07形41号気動車といい、国鉄バスといい、やはり戦前の車両は全体的に丸みがあり、愛嬌のあるイメージで、スリスリしたい!

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