続・人間老いやすく、学成りがたし: 「”猪(しし)の満水”(令和元年東日本台風)災害デジタルアーカイブ 」公開

2021/10/19

「”猪(しし)の満水”(令和元年東日本台風)災害デジタルアーカイブ 」公開

  長野県で、2019年10月に発生した台風災害について、信州大学との共同事業として、「"猪の満水"(令和元年東日本台風)災害デジタルアーカイブ」が公開されています。

  「猪(しし)の満水」って何だ?と思ったのですが、1742年(寛保2年)8月に千曲川と犀川流域で発生した大洪水である「戌(いぬ)の満水」、寛保2年が壬戌(みずのえいぬ)の年にあたるとのことでこのように呼ばれているそうなのですが、2019年が亥(いのしし)年であることから、「戌の満水」になぞらえて、「猪(しし)の満水」と呼称したそうです。

 千曲川流域では、平安時代前期の 888 年(仁和 4 年)5 月の「仁和大水災」をはじめ、数々の洪水が起きており、「戌の満水」は既往最大洪水であったといわれているそうで、信州地域史料アーカイブでは「寛保二年 戌の満水の史実を歩く」という映像コンテンツが作成されていて、現在でもその被害に関してはある程度認知されているようですので、「戌の満水」になぞらえるということになったようです。

 「”猪(しし)の満水”(令和元年東日本台風)災害デジタルアーカイブ 」では、「デジタルアーカイブマップ」、「写真アーカイブ」、「資料アーカイブ」、「災害アーカイブ展特設サイト」、「住民へのインタビュー動画」が公開されています。
 「デジタルアーカイブマップ」は、地図上の印をクリックすると、地点情報とともに災害状況の写真を見ることができるようになっています。「写真アーカイブ」には、災害調査、被災状況、救助・復旧の様子、復興の様子の写真が公開されています。「資料アーカイブ」には、災害発生時、復興、復旧の、行政の資料が公開されています。「住民へのインタビュー動画」には、災害発生、復旧、子育て世代、その他の各テーマでのインタビュー動画がアップされています。「写真アーカイブ」はかなり多くの写真があって充実しています。デジタル時代ならではですね。「資料アーカイブ」の資料は行政の資料だけなのですが、できれば民間資料も入れるべきだと思いますが、どうなるのでしょうか。「住民へのインタビュー動画」、これはいまいちですね。災害発生については2名の方のインタビューがあるのですが、それ以外は災害発生でお話されているお一人の方のインタビューだけです。写真の提供やインタビューの協力を呼び掛けていますが、体験者の生の声は大変貴重かつ重要ですので、これはもっとインタビューを行って欲しいですね。もっとインタビューを行えば、先ほどあげたテーマも、さらに充実していくことでしょう。

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