10月25日、株式会社H.S.Pが唐古・鍵遺跡の考古資料の1921点の重要文化財をNFT化するとプレスリリースしています(概要はこちら)。
「NFT」とは、「Non-Fungible Token:非代替性トークン」のことで、「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」です。ブロックチェーンを活用することで、これまでコピーが容易であったデジタルデータに対し、唯一無二な資産的価値を付与する技術で、近年、デジタル絵画が非常に高値で取引されるなどして話題になっているものです。
デジタル絵画は、正直言っていまいちよくわかりませんが、「NFT鳴門美術館」の文化財バージョンが今回の企画であると考えれば、なんとなくわかると思います。
NFTは、「唯一無二ということを証明できる技術」ですので、電子化の方向に向かっている公文書などに利用できると考えています。公文書の電子化は国をあげて進められており、地方もそれに追従する動きが見受けられますが、原本性と保存性がネックになっていると思われます。近年は電子メールが裁判などの証拠資料とされるようになっていますが、文書はデジタルでは原本性が担保されず、あくまでも紙でないと証拠資料としては利用できないのとの認識があるわけですが、この技術を使えばおそらくそれをクリアできると思われます。
あらゆるものが電子化されることに対しては、必ずしも100パーセント賛成できませんが、電子化されたものは利便性が良いことは事実ですので、うまく使い分ければ、今までよりも便利になる部分は必ずあります。その匙加減が難しいですが、NFTのような技術が普及することで、その利用方法が検討され、もっと広がっていくことは、おそらく良いことなのではないかと思います。
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