続・人間老いやすく、学成りがたし: 心の病で休職の公立校教員、過去最多。もう学校は限界に来ている?

2022/12/31

心の病で休職の公立校教員、過去最多。もう学校は限界に来ている?

 12月26日の朝日新聞デジタルで、「心の病で休職の公立校教員、最多5897人 若い世代ほど高い割合」という記事が出ており、文科省の調査により過去最多を更新したことがわかりました。

 5,000人を上回るのは5年連続1カ月以上病気休暇を取っている人を合わせると1万944人に上り、初めて1万人を超えるという、大変悲しい結果です。

 精神疾患による休職者と、1カ月以上病気休暇を取った人を合わせた数は、前年度から1,448人増えて1万944人、そのうち20代は2,794人で、この年代の在職者に占める割合は1.87%、30代は2859人で1.36%、40代は2437人で1.27%。50代以上は2854人で0.92%と比べると、「若手ほど心の病による休職者・休暇取得者の比率が高い」という結果です。どんな業界でもそうでしょうが、やはり若手はいろいろな仕事をやらされるわけで、もちろん学校も例外ではなく、業務量が多くなったり、イベントごとに駆り出されたりして、本来の業務である子どもたちに向き合う時間が無くなってしまうのでしょう。教育を志す人間にとって、子ども立ちと向き合うことが何よりも大事ですから、それが失われてしまうことは、何よりも耐え難いことであり、心を病んでしまうのでしょうね。

 ある意味、もう現状の学校は限界なんだと思います。学校がいろいろなことを抱えすぎてしまったためです。教員の多忙は、本来の教育以外の、本当に学校でやらなければならない業務なのかわからないことまで増えてしまった結果なのです。学校は「勉強をする場所」と設定しなおす時期に来ているのだと思います。教員に子どもたちをきっちり向き合う時間を与えるためにも、勉強以外のことは学校から外すべきです。教員のためだけではなく、子どもたちにとってもその方が良いのです。未来を担う子どもたちを育てることが、今後の日本にとって何よりも大切なことなのです。

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