続・人間老いやすく、学成りがたし: 江北図書館、100年以上ものあいだ地域住民が運営を続けてきたって、素晴らしいですね。

2023/01/02

江北図書館、100年以上ものあいだ地域住民が運営を続けてきたって、素晴らしいですね。

  12月31日の朝日新聞デジタルで、「養老孟司さんもはまった居心地 予算3万円のタイムスリップ図書館」という記事で、滋賀県最古の私設図書館である江北図書館について紹介されています。

 江北図書館の前身は、1902年に弁護士杉野文彌により創設された杉野文庫で、1906年12月24日、伊香郡役所の全面的な支援を得て、寄付金1万円と170者を超える個人・法人等からの寄贈図書を加えた合計8,782冊をもって、財団法人の認可を取得し、翌年1月8日に「財団法人江北図書館」として開館しています。1926年の郡制廃止までは、伊香郡役所の全面的支援を得て運営されていたとのことですが、その後1932年に杉野が没すると、運営は極度に困難となりながらも、アジア太平洋戦争を生き延び、今日に至るとのことです。

 1975年から使っている現在の建物は、かつては郡農会だった1937年に建築された木造モルタル建築の築85年の建物で、長く風雪にさらされ続けてきたため、建物の老朽化が激しく、そのうえ、耐震・耐火・盗難の備えがないことから、修繕計画が立てられているのですが、私立図書館は、図書館法の規定により公的資金を受けることができないため、「滋賀『江北図書館』120年続く私設図書館を未来に繋ぐ修繕プロジェクト」としてクラウドファンディングが開始されています。

 今年の11月には、「個人が設立して100年以上ものあいだ地域住民が運営を続けてきた、他に類を見ない私立図書館」であるとの理由から、「第4回 野間出版文化賞特別賞」を受賞しているという素晴らしい図書館です。この貴重な図書館活動を今後も続けていけるように、協力したいですね。

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