続・人間老いやすく、学成りがたし: 「情報活用能力調査(令和3年度実施)の結果」について

2023/01/11

「情報活用能力調査(令和3年度実施)の結果」について

 文部科学省が令和4年1月から2月にかけて実施した、児童生徒が「情報活用能力」をどの程度身に付けているかを測定するための「情報活用能力調査」の結果が公表されています。

 国公私立の小学校、中学校、高等学校等計479校(調査人数1万4,219人)を対象に行ったもので、調査結果によると、「児童生徒の情報活用能力を得点化し、9つのレベルに分類したところ、小学校、中学校、高等学校と校種が上がるにつれて得点が高くなる傾向が見られた」ということです。

 ただ、この結果、必ずしも情報活用能力を図ったものではないのではないかと思う部分があります。例えば、問題例1は、「必要な情報を収集・整理・分析・表現する力」が必要とされていますが、解答するためにはウェブページの内容を正確に読み取れるかどうか、つまり読み取る力が何よりも重要なのではないかと思います。読むものはウェブページだとしても、既にリンクが貼ってあるので、一から自分で情報を検索するわけではないのですから。結局、解答する際には、リンク先の内容を正しく読み取れるかにかかっているということになります。リンク先の文章は結構長いので、小学生で正答率が31.5%だというのも、文章を読み切れなかった、もしくは意味がわからなかったなどの理由なのではないかと思われます。

 また、「問題調査と質問調査のクロス分析」での質問項目も、「情報モラル」が問われるもので、これが高ければ「情報リテラシー」も高いというのは理解できます。これも「調査活動能力」とは別の要素です。
 「キーボードによる1分間あたりの文字入力数」も慣れの要素が大きいのではないかと思うと、「校種が上がるにつれて得点が高くなる傾向」になるもの当然のような気がします。どのくらいきちんと「情報活用能力」が調査できているのかなぁって気がします。

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