1月27日の朝日新聞デジタルに、「鉄刀に象眼文字で干支の「甲子年」 紀元604年制作か 熊本で発見」という記事が出ています。
熊本城内のNHK放送会館跡地で何故古墳時代の鉄刀が?と思ったのですが、少し調べたら、熊本城内では1962年に横穴墓群が確認されていて、どうもそこから出土した可能性があるようです。
熊本と言えば、国宝に指定されている「江田船山古墳」出土の、日本最古の銀象嵌銘の太刀がありますが、それに次いで熊本県内では2例目、国内でも8例目という大変貴重なものです。江田船山古墳の太刀は、埼玉県の稲荷山古墳出土の鉄剣銘から「ワカタケル大王」、つまり雄略天皇の時代と考えられていて、稲荷山古墳出土の鉄剣銘の「辛亥年」は471年と考えられるので、今回の「甲子年」の604年は、「江田船山古墳」出土の太刀よりも130年ほど新しいということになりますね。
604年となると、古墳時代の終わりから飛鳥時代の初めころですから、その当時、熊本のこの地に、中央から象嵌銘の鉄刀を送られるような有力者が居たということですね。
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