続・人間老いやすく、学成りがたし: 学芸員の資格を取っても、正規での就職先が少ないので、認定試験が隔年になってもあまり支障がない気がしますが…。

2023/02/10

学芸員の資格を取っても、正規での就職先が少ないので、認定試験が隔年になってもあまり支障がない気がしますが…。

 2月8日の朝日新聞デジタルに、「学芸員資格の認定試験が隔年に 「取得の機会が減る」と関係者は反発」という記事が出ています。

 試験を受けて資格を得る人が少ない現状をふまえ、学芸員の資格を認定する試験が2024年度以降、隔年の実施に減らす見直しを含む博物館法施行規則の一部を改正する省令が10日に公布されることを受けて、「取得機会を減少させる」と関係者が反発しているとの内容ですが、毎年約1万人前後が取得しているとされる学芸員資格は、大半が大学で博物館に関する科目の単位を取ることで資格を得ていて、今回の改正で、現行の「毎年少なくとも各1回」から「少なくとも2年に1回」に減らす認定試験は、「筆記試験は毎年100人前後、審査は50人前後が出願している」とされています。

 確かに「2年に1回」となることで単純に取得機会が減ることは事実ですが、毎年約1万人前後が取得しているとされる国家資格である学芸員資格は、正規の就職先が少なく、非常勤の学芸員が多いのが現状であることを考えると、資格をとってもそれを活用できるチャンスは少なく、学芸員になりたくて資格を取っても、あっても非常勤での勤務では、資格を取る意義があまりない感じがしてしまいます。学芸員の就職先がすぐに増えることはないにしても、せめて非常勤ではなく正規の採用があれば、学芸員資格の取得機会が減ることに対してなりたい人から文句が出そうですが、現状ではそれもあまりないでしょうね。専門職の国家資格なのに、そもそも専門職であることがあまり重要視されていないのですから、関係者が文句をつけるのは(専門職であることを重要視するよう訴えていることは知っていますが)そこじゃないですし、パブコメを経て公布されることになったわけですから、いまさら感は否めないですね。

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